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◆プロパン産業新聞 2021年8月24日号
元売とワンボイス宣言へ/全L協CN検討会
論点整理、年内取りまとめへ加速

 全国LPガス協会(秋元耕一郎会長)はこのたび、令和3年度第2回LPガスカーボンニュートラル検討会(赤松幸雄座長=香川県LPガス協会会長)の会合を開催。世界各国で脱炭素社会に向けた動きが加速し、2030~50年までにグリーンLPガス普及の期待が高まるなかで全L協では、本年中に中間報告をとりまとめたい意向を示した。提言の方向性では、(1)グリーンLPガスの活動に対し、元売とワンボイスで活動をしていく主旨の共同宣言を行う(2)グリーンLPガス購入宣言など、全L協として消費者への積極的なPR活動を行う必要がある--と提案され、これに沿って提言をまとめることとなった。
(詳細はプロパン産業新聞2021年8月24日付で)
全電化からの転換4745戸/全電化への移動減少傾向
都市ガスからは1万4690戸移動

 全国LPガス協会が令和2年度需要開発推進運動の一環として実施した調査において、消費者戸数1961万4803戸に対して、オール電化からLPガスへのエネルギー転換数が4745戸、都市ガスからLPガスは1万4690戸となったことが分かった。一方で、LPガスからオール電化への転換は、4万2310戸、都市ガスへの転換は2万528戸で計6万2838戸のLPガス需要が失われたことになる。
 オール電化とLPガスの移動関係をみると、平成27年度はオール電化からLPガスは2804戸だったが、以降、28年度2878戸、29年度3112戸、30年度3229戸、令和元年度3790戸、2年度4745戸と、年々増加しておりLPガス販売事業者の地道なエネルギー転換への提案活動がうかがえる結果となった。
(詳細はプロパン産業新聞2021年8月24日付で)
輸入第一船が入港/アストモスエネルギー
日本初CN LPG

 アストモスエネルギー(東京・千代田区、小笠原剛社長)は、カーボンニュートラルLPGの購入に向け積極的な取り組みを進めているが、8月16日、国内初のカーボンニュートラルLPGを積載した同社所有のLPG大型運搬船(VKGC)「Astomos Earth(アストモスアース、三菱造船長崎造船所、2012年建造)が、同社輸入基地の出光千葉事業所(千葉県市原市)に着岸、カーボンニュートラルLPGの揚荷役を完了したと発表した。カーボンニュートラルLPGの輸入は、わが国で初めてとなる。
(詳細はプロパン産業新聞2021年8月24日付で)
脱炭素へ長期ビジョン/経産省・環境省
ガス脱炭素化は産業・民生部門貢献大

 経済産業省および環境省は、2050年カーボンニュートラル実現に向けた政策の方向性などを記載した、「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」案を示した。
 これは、2050年の脱炭素実現に向け、積極的に温暖化対策を行うことで経済社会に変革をもたらし、大きな成長につなげるという長期ビジョンを示すもの。8月18日に開かれた、「環境省・中央環境審議会地球環境部会中長期の気候変動対策検討小委員会」、「経産省・産業構造審議会産業技術環境分科会 地球環境小委員会地球温暖化対策検討ワーキンググループ」の合同会合で審議した。
 長期戦略案では、重視する方向性とした「経済と環境の好循環の実現」など6項目を掲げ、地球温暖化防止の国際枠組みであるパリ協定が掲げる、産業革命前からの気温上昇幅を1・5度に抑えるとの目標達成に意欲を示した。
(詳細はプロパン産業新聞2021年8月24日付で)
低炭素・循環型社会に対応/三愛石油
21~23年度中期経営計画

 三愛石油(東京・千代田区、塚原由紀夫社長)は、「2021~2023年度の中期経営計画~変貌する未来への挑戦 Challenge 2030~」を発表した。
 計画では、2030年度に目指すべき姿として、「低炭素・循環型社会に対応した事業ポートフォリオへの進化」を目指し、低炭素・循環型社会の実現を念頭に以下の5つの項目に重点的に取り組む方針だ。
 (1)石油関連事業の効率化と他事業への経営資源の拠出。(2)航空関連事業・ガス関連事業・化学品関連事業・その他(再エネO&M、SS新業態)など成長可能性のある事業へのM&Aを含めた投資。(3)事業間連携による更なるシナジーの創出。(4)グループマネジメント体制の進化(経営レベルでの事業管理・PDCAサイクルの確立、DXによる業務改革の推進、グループ一体となった研究開発体制の強化)。(5)変革を生む挑戦的な組織風土の醸成。
(詳細はプロパン産業新聞2021年8月24日付で)
110件の事業を採択/災害バルク等導入補助金
令和2年度第3次補正予算

 エルピーガス振興センターは8月17日、「令和2年度第3次補正予算災害時に備えた社会的重要インフラへの自衛的な推進事業費補助金(災害バルク等の導入に係るもの)について、審査委員会を開き110件の補助事業の交付先を決定した。なお令和2年度第3次補正予算、令和3年度分の補助事業については、1回目の公募で予算を超えたため公募は行わない。
  2012年度~2020年度までの導入実績は計985件。施設別でみると、福祉施設が最も多く全体の37・9%をしめる373件で、ホテル・商業施設等367件、病院136件、公共施設が109件となっている。
(詳細はプロパン産業新聞2021年8月24日付で)
経営者・管理者講演会/富山県協
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コロナウイルス感染対策を行って
開催した講演会
保安・災害時体制のさらなる強化

 富山県エルピーガス協会(東狐光俊会長)は8月6日、富山市の高志会館で保安行政の方針などをテーマにした経営者・管理者講演会を開催した。会場はマスク着用やソーシャルディスタンスを確保するため座席の間隔を空けるなど新型コロナウイルス感染対策を行っての開催となった。
 東狐会長は、「コロナ禍における巣ごもりでLPガスの需要は増加している。需要が増加しているなか、万全の感染対策のもと生活を支えるLPガスを安定供給し、事故撲滅に向けてさらなる保安体制の強化に取り組まなければならない。また、自然災害は多発しており、災害対応力の強化にも取り組むことが求められている」と冒頭のあいさつで述べた。
(詳細はプロパン産業新聞2021年8月24日付で)
“公的施設にLPガス常設化を”/徳島県協
鳴門渦潮校体育館の設備が稼働

 徳島県エルピーガス協会(宮﨑一成会長)では、災害に強いLPガス常設化委員会(中岸雅夫委員長)を設け、公的施設にLPガス設備の導入を積極的に働きかけているが、今後の活動については避難所となる体育館に県内の導入事例をもとに提案に注力していく考えだ。
 導入事例は、昨年度に松茂町総合体育館に災害バルク補助金を利用して電源自立型GHPが採用されたが、今年度は県の快適避難所空調設置モデル事業として緊急防災減災事業債を利用し鳴門渦潮高校体育館にGHPと定置式非常用発電機(31kⅤA)1台を導入し50㌔容器36本で供給。7月から稼働している。
(詳細はプロパン産業新聞2021年8月24日付で)
岡山地区に初の直売部署/広島ガスプロパン
「岡山販売センター」を設置

 広島ガスプロパン(広島県海田町、泉博之社長)は、岡山地区初の直売部署「岡山販売センター」を設置し、7月1日から事業を開始した。
 同社グループにおける同地区のシェア拡大と利益向上が狙い。同地区のグループ販売会社との連携を一段と強化し、同地区でのグループブランドの向上を図り、地元から選ばれる企業グループとクリーンエネルギーのLPガスの普及を図ることも目的とする。
(詳細はプロパン産業新聞2021年8月24日付で)
バーチャル空間でGHPなど紹介/ヤンマーES
オンラインEXPOを開催

 ヤンマーエネルギーシステム(大阪市、山本哲也社長)は、ビルや病院などのエネルギーの流れを見える化し、最適なソリューションを提案するオンライン展示会「ヤンマーエネルギーシステム オンラインEXPO2021」を8月17日から開催している。
 360度見渡せるバーチャル空間に、ビルや病院などのさまざまな施設に囲まれたタワー型の会場を設置。会場では、同社の提供価値(製品・サービス)ごとにフロアを設け、CGによる製品展示や紹介動画の他、カタログや詳細情報へのリンクを掲載した。
(詳細はプロパン産業新聞2021年8月24日付で)
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