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◆プロパン産業新聞 2015年12月1日号
超音波メータを大幅刷新/矢崎エナジーシステム
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スマートエネルギー社会に向けた
拡張性・将来性を重視
スマート化さらに推進、可視光通信で確実検針

 矢崎エナジーシステム(東京、矢﨑航社長)は11月20日、矢崎総業Y―CITY内会議室(静岡県裾野市)においてLPガス用超音波ガスメータの大幅なモデルチェンジを発表した。軽量化などによる設置作業性の向上にとどまらず、器具識別機能、可視光通信機能、Uバスエア活用の多段中継無線など、検針作業の合理化、需要拡大や新サービスの展開を実現する業界初機能を多数具備する。LPガスメータはこれまでにも集中監視対応、流量区分別積算による器具別ガス使用量管理などの面で、電力メータに先んじてスマート化を果たしてきたが、同社はこの新型メータを皮切りに、ガス版スマートメータとしてのさらなる進化を進めていく方針だ。
(詳細はプロパン産業新聞2015年12月1日付で)
再エネ特措法規則告示改正へ
小売電気事業者に一定猶予

 経済産業省は、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)電源からの回避可能費用(原価)を卸電力取引市場の価格に連動する新制度について、小売電気事業者への適用を一定期間猶予する条件案などをまとめた。新制度は2016年1月中に公布し4月1日に施行する。
 回避可能費用の算定方法の見直しに係る激変緩和措置のイメージとしては、運転開始済の設備及び改正省令法の公布日までに接続契約と特定契約が締結済の設備については、新制度施行後5年間、現状の回避可能費用単価を適用する。ただし、買取を行う小売電気事業者(再エネ電気の販売先)を変更する等の場合は、契約関係がリセットされ、新たな買取事業者がその時点からの回避可能費用を織り込むことが可能となるため、新たな回避可能費用単価を適用するとした。
(詳細はプロパン産業新聞2015年12月1日付で)
エネ選択は「信頼」を基準に
橘川教授、振興センター講演会で消費者向けに解説

 エルピーガス振興センター(松澤純理事長)は11月20日、東京理科大学大学院イノベーション研究科の橘川武郎教授を招き、日本LPガス協会(東京・港区)において「これからのエネルギーのあり方について~自由化を踏まえて」と題する講演会を開催。全国消費生活相談員協会エネルギー問題研究会が受講し、講演終了後は活発な意見交換・質疑応答が行われた。橘川教授は、電力・ガスの自由化で需要家によるエネルギーの選択肢が拡大するなどと指摘。事業者と消費者の対話でより良い商品が生み出されるといったことが、あるべき自由化の姿ではないかとした。
 来年4月からスタートする電力の自由化ではセット販売、ポイント制が導入されるとし、事業者は否が応でもセット販売・ポイント制に参加せざるを得なくなるとの見方を示し、値下げが促進されると予想。ただ、「電気料金は、短期的には下がるが、中長期的には上がるおそれもある」と強調。一方、消費者側からすれば、「電力・都市ガス会社を選べるようになる。これは大きなメリットだ」とし、「競争が始まるから、電力会社、都市ガス会社の経営がしまってくる」と語った。
(詳細はプロパン産業新聞2015年12月1日付で)
東京ガス、電力販売で都市ガス5社と業務提携へ
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都市ガス5社とともに(左から3人目が
東京ガスの広瀬社長)
 東京ガス(広瀬道明社長)及び首都圏・関東圏の都市ガス会社5社は11月24日、都内で合同記者会見を開催。東京ガスは、来年からスタートする電力の自由化に備え、低圧電力の販売について卸先である5社と業務提携することに合意したと発表。
 主に供給エリアを中心とした関東圏(需要家約1096万件)において、2016年4月から家庭用や業務用の顧客に対する低圧電力の販売を開始する。今回都市ガス卸供給先のガス事業者と提携することで、供給エリア外(約50万件)における電力販売の拡大をめざす。電力・ガスのセット販売も視野に入る。
 東京ガスが提携したのは昭島ガス(東京・昭島市、平畑文興社長)、東部ガス(東京・中央区、穴水一行社長)、武州ガス(埼玉県川越市、原敏成社長)、太田都市ガス(群馬県太田市、木村道幸社長)、坂戸ガス(埼玉県坂戸市、茂木通則社長)の5社。広瀬社長は「今回の提携ができたことに対し、ほっとしている。卸先事業者と深い絆で結ばれていることを確認した」と語った。同社長は、そのほかにも提携先を模索中であることも明かした。
(詳細はプロパン産業新聞2015年12月1日付で)
ジクシス/特約店新入社員向けに基礎講座
 ジクシス(東京、山本一徳社長)は、10月より本格的にスタートした特約店を対象とするジクシス販促プログラムのうち、「LPG基礎講座」を11月19日、20日に東京、神奈川にて開催。販売部、関東支店、東京支店の各特約店から合わせて30人近くが参加した。
 同講座は今春採用の新入社員などLPG業界経験の浅い人材を対象としたもの。LPG関連の基礎知識の習得とともに、通常では体験できないLPG製造場所である製油所、輸入基地を見学することで、エネルギー業界人としての自覚を育むことを狙いとした。19日の座学はジクシス本社会議室(東京都港区)で、20日の施設見学は東燃ゼネラル石油の川崎工場(川崎市川崎区)で行われた。
 講座開講にあたり営業企画本部販売促進部の渡辺治部長は「日常の業務のなかで、お客さまから電力・都市ガスの自由化について、いろいろな質問等を受ける機会が増えていると思う。ここで重要なのは、きちんとしたLPガスの知識に基づいた対応、ガス機器やリフォーム、新商材の提案ができること。お客さまはエネルギー自由化や電気料金についての基本的な知識はすでに得ている。LPガスの知識をきちんと身につけ、プロたる自覚と自信をもって日常の業務に邁進していただきたい」とあいさつ。
(詳細はプロパン産業新聞2015年12月1日付で)
16tローリ車を出動/神奈川県中核充てん所協議会が訓練
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緊急車両の先導で国備のLPガスを積載したローリが到着。緊迫感が走るなか巨大な16トンローリからガスを受け入れた
 神奈川県内の中核充填所を中心に構成する、神奈川県中核充てん所協議会(中田みち会長)は11月21日、神奈川県厚木市のトーエル厚木工場において中核充填所稼働訓練を実施した。
 同会は、県内17カ所の中核充填所に加え、神奈川県LPガス協会、神奈川県エルピーガス保安センター、神奈川県高圧ガス防災協議会、神奈川県安全防災局安全防災部工業保安課を構成員として昨年に設立したもの。今回は同会の主要な活動となる、中核充填所に義務付けられている災害時の情報収集、LPガスの供給が円滑に行われる体制を整えるための稼働訓練を執り行った。
 訓練に先立ちあいさつした中田会長は、中核充填所が設置された経緯等を説明したうえで、「今回の訓練を実施するなかで改めて気付いた点などがあれば、ご指摘、ご指導いただきたい」と訓練実施により中核充填所のさらなる充実を図っていくことを強調した。
(詳細はプロパン産業新聞2015年12月1日付で)
タプロス会/自由化対策見据えて研修
 タプロス(秋田市、木村繁社長)の販売店会であるタプロス会(小野隆三会長=オノプロックス社長)は11月17日、秋田市の秋田ビューホテルで平成27年度タプロス会研修会を開催した。
 冒頭、小野会長は、「私がこの業界へ入って50年になるが、今日ほど社会が騒然としていることはなかった」と指摘。来年以降の自由化により、エネルギー間競争が厳しくなっていくとして「最初は業務用、大型消費から影響が出るのではないか。間違いなく利益は減少するだろう」と分析した。
 一方、秋田県内の小売価格について「県内の平均的な価格は行政が公開しているが、自社の価格と比較してほしい。秋田市内以外の地域においてはどうも価格が高止まりしている懸念もある」と言及。さらに「こうした事業者は、行政からの輸入価格に基づく小売価格の値下げについての要請にも、決して動かない。しかし今後、行政側から強権的な態度で指導が入る可能性もある。言われてから動くのではなく、早めに下げられる部分で少しでもガスの価格を下げてほしい」と要請した。
(詳細はプロパン産業新聞2015年12月1日付で)
伊丹産業/販売店に電力自由化研修会
 伊丹産業(兵庫県伊丹市、北嶋一郎社長)は11月16日、大阪府和泉市の同社和泉工場会議室において、販売店向けに、電力自由化への同社取り組みをテーマに研修会を開催した。
 グループ会社の新エネルギー開発が10月26日付けで小売電気事業者に登録されている。
 冒頭あいさつで大先明常務取締役大阪支店長は「来年4月から電力の完全自由化が始まる。業界でも関心が高く、その対応として当社並びに新エネルギー開発の取り組みを説明する。現状では決まっていないことが多くあり、決まってから再度、説明する機会を設けたい。再来年4月からは都市ガスの自由化も始まる。小売り料金の自由化の流れのなか、業界としても料金の透明性を高めていくことに積極的に取り組んでいる」と述べた。
(詳細はプロパン産業新聞2015年12月1日付で)
鳥取ガスグループ/展示会、相談会で顧客抱え込み強化
 鳥取ガスグループ(鳥取市)は、鳥取県内5会場で顧客向け展示会「リフォームandガス展」を開催したが、メーン会場の鳥取会場では2つの新企画に挑戦した。
 1つ目は第1部「ガス展」を10月23日から11日間、第2部「創エネ&リフォーム展」を11月3日から7日間の2部構成にした。会場は同市のグループショールーム「サルーテ」。「ガス機器とリフォームでは価格帯もお客さま層も違う」(鳥取ガス)が理由。
 これに伴い、新聞折り込みチラシとは別に配布した招待状にバーコードを入れ、それを受付のPOSシステムで読み込み。「誰(お客さまの名前や住所、年齢、性別など)が何時頃来場されたのかをわかるようにした」。
 そのデータを基に、会場でモノが販売できなかった顧客に、アフターフォローで販売につなげる。
 2つ目は、同市のイオンモール鳥取北で「LPガスのりかえ相談会」を同時開催したこと。「鳥取ガスグループのLPガスへのりかえるなら今がおトク」をキャッチコピーに、同業他社から鳥取ガス産業への利用を呼びかけた。
(詳細はプロパン産業新聞2015年12月1日付で)
火気から美しく隔壁/髙橋産業、シリンダー容器専用フェンス「シリカ」新発売
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容器4本2列用の
「UTIC─504ZCK」。
色は建物にマッチしやすいアイボリー。
隔壁面は扉以外自由に選択できる
 髙橋産業(京都市、髙橋卓也社長)は12月から、LPガスシリンダー容器専用のフェンスと隔壁を組み合わせた、火気との隔壁対応品「UTIC・シリカ」を発売した。
 特長は、①パンチングメタルフェンスと隔壁のハイブリッドで機能美を実現②鉄板はすべてガルファンカラー鉄板で赤サビに強い(ビス、ボルト、ナットはすべてステンレス製)③隔壁面は扉以外自由に選択できる。

バルク用「バルカ」好評受け製品化
 「UTIC・シリカ」は3年前に発売した、LPガスバルク専用のフェンスと隔壁を組み合わせた同「UTIC・バルカ」の姉妹品に位置付ける。
 「UTIC・バルカ」の発売後、LPガス事業者からシリンダー容器用も製品化してほしいとの要望が多かったが、今までにない製品だったため、「最近、行政からの製品の認知度が高まった。これで自信が持てた」(髙橋社長)として、開発に踏み切った。
(詳細はプロパン産業新聞2015年12月1日付で)
ガス関連業界キャラも奮闘/「ゆるキャラグランプリ2015」決定
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初出場で総合16位、企業部門4位に
ランクインした岩谷産業「マッピー」
 自治体や企業のマスコットとして全国各地で活躍する「ゆるキャラ」がエントリーし、その中から日本一の人気者を選ぶ「ゆるキャラグランプリ2015in出世の街浜松」が、11月21日~23日、静岡県浜松市弁天島の渚園特設会場で開催され、3日間で延べ7万6894人が全国から来場、大盛り上がりを見せた。エントリーしたゆるキャラは、過去5年間で最多の1727体。このうち、企業・その他部門には635体が出場した。
 企業・その他部門では、静岡セキスイハイム不動産「しずな~び」が60万7583票を獲得しグランプリを獲得。中間発表段階でトップを維持した東京ガスエネルギーの「エネライヌ」は52万3863票獲得で準グランプリ(総合13位)に、岩谷産業の「マッピー」が47万213票獲得の4位(同16位)となった。上位陣は最後まで激しいつばぜり合いを繰り広げたものの、動員数で有利な地元ゆるキャラの最終投票数に涙をのんだ形だ。
(詳細はプロパン産業新聞2015年12月1日付で)
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