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◆プロパン産業新聞 2015年6月9日号
全L協通常総会/3カ年運動「安全応援」スタート
北嶋会長「選ばれ続けるエネルギーに」

「LPガス安全応援推進運動」が3ヵ年計画でスタート
 全国LPガス協会(北嶋一郎会長)は4日、東京・港区の第一ホテル東京で平成27年度通常総会を開き、今年度の事業計画などを確認した。今年度から3年計画で実施する「LPガス安全応援推進運動“すべてはお客様の安心のために”」を都道府県協会との連携により積極的に推進。「LPガス販売指針」の再徹底による取引適正化・料金透明化や、需要開発推進運動のラストスパートも大きなテーマとして掲げた。北嶋会長はあいさつで、これらの運動の展開により「消費者に選ばれ続けるエネルギーを目指す」と決意を新たにした。
(詳細はプロパン産業新聞2015年6月9日付で)
「全国マルヰ会」60周年/大阪で盛大に記念大会
全国マルヰ会60周年記念大会の表彰式のもよう
 岩谷産業(野村雅男社長)は1日、大阪市中之島の大阪国際会議場「グランキューブ大阪」でマルヰプロパンの全国特約店組織「全国マルヰ会」(会長・牧野明次岩谷産業代表取締役会長CEO)の発足60周年記念大会を盛大に開催した。当日は全国のマルヰ会会員並びに令夫人、来賓、取引先、業界団体代表など約1450人が出席し記念式典、記念コンサート、懇親パーティーの三部構成で前途を祝した。
 記念式典は、志智宣夫全国マルヰ会副会長(淡路マルヰ)の開会あいさつに続き、牧野会長が登壇。牧野会長は、1955年にマルヰプロパン特約店会として発足した全国マルヰ会が60周年の節目を迎えたとあいさつ、出席各位に謝辞を述べたあと、「業界を取り巻く環境は厳しい状況にあるが、LPガスは災害に強い分散型エネルギーとして国のエネルギー基本計画でも、その重要性が見直されている。電力、都市ガスの全面自由化に対しても、自由競争で事業を拡げていくチャンス。我々LPガス業界にとっても追い風になると確信している」と展望。そのうえで、マルヰ会は発足以来名実ともに業界ナンバーワンの組織を誇るトップランナーとして、常に前向きの姿勢でチャレンジし、販売量拡大につなげていきたいと力強く方針を述べた。
(詳細はプロパン産業新聞2015年6月9日付で)
長期エネ需給見通し案了承
LPガスは一次エネ3%

 総合資源エネルギー調査会長期エネルギー需給見通し小委員会(委員長・坂根正弘小松製作所相談役)は1日、第10回会合を開き、2030年の電源構成(ベストミックス)を含む長期エネルギー需給見通し(案)を示し概ね了承された。電源構成については、骨子案から変更はなく「再エネ22~24%」「原子力22~20%」「LNG27%」「石炭26%」「石油3%」。また、一次エネルギー供給ではLPガスは3%を確保した。
 策定にあたって、前回会合で橘川武郎委員(東京理科大学教授)、河野康子委員(全国消費者団体連絡会事務局長)、高村ゆかり委員(名古屋大学教授)らが連名で“原発比率、再エネ比率”などに関する意見書を提出。報告書に反映するよう求めたが文言の一部修正にとどまり、電源構成の比率などに変更はなかった。
(詳細はプロパン産業新聞2015年6月9日付で)
停電時はLPGで電力供給/髙山産業の「ELS発電システム」搭載ビル完成
ELS発電システム搭載の第1号施設「ラビットビル」(兵庫県西宮市) 据置型LPガス発電機3基設置。非常時には(写真右手前から)三相(エレベータ、給水ポンプ)、単相(テナント)、同(共同住宅)の発電として利用する
 髙山産業(兵庫県西宮市、髙山巖社長)が同市中前田町に建設を進めていた、災害時対応LPガス供給発電システム「ELS発電システム」を搭載した第1号施設「ラビットビル」が6月1日に完成した。

兵庫県西宮市で賃貸住宅向けに

 現地は阪神・淡路大震災の被災地で都市ガス供給エリア。
 そこに、災害に強いLPガス供給に止まらず、エネルギー自由化を見据え、地元販売店が生き残っていく、LPガスをベースとした新たな可能性を追求。「若手経営者は新しいことに挑戦する義務がある。後悔したくない」(髙山敬専務)と、夢への挑戦に踏み出した。

(詳細はプロパン産業新聞2015年6月9日付で)
自由化・回復期対応が主眼/アイレックス吸収合併で愛知時計電機が説明会
 愛知時計電機(名古屋市、神田廣一社長)は1日、同社東京支店(新宿区)において、今後のLPG事業への取り組みについて説明会を実施した。LPG関連の販売子会社であるアイレックス(同、河村哲二社長)を10月1日付けで吸収合併し、LPG事業と都市ガス事業の営業体制を一体化。これにより2年後のガス小売自由化とLPガスメータの需要回復期に備える。
 今回の吸収合併の背景について大西和光常務は「2年後のガス小売自由化により、都市ガスとLPガスの垣根はなくなる。またLPガスメータは2016年度から需要回復期に入るが、ここではよりきめ細やかな対応を行う必要がある」と説明。営業体制の見直しにより、営業の効率化とスピーディーな意思決定、商材の拡充によるサービスの向上を目指し、今後もLPG業界に対して積極的に役割を果たしたいとした。
(詳細はプロパン産業新聞2015年6月9日付で)
6月CP続落基調
 サウジアラムコは1日、6月度のCPを通知してきた。原油市況が軟調ながらやや上昇傾向にあるなか、LPガスのCPはプロパン、ブタンともに値下がりした。6月度CPはプロパンがトン当たり前月比60ドル値下げの405ドル/トン、ブタンも35ドル値下げの440ドル/トンとなった。
(詳細はプロパン産業新聞2015年6月9日付で)
徳島県協新会長に宮﨑一成氏
宮﨑一成新会長
 徳島県エルピーガス協会は5月28日、徳島市の徳島グランヴィリオホテルで定時総会を開催、役員改選では新会長に宮﨑一成副会長(宮崎商事)が選任された。
 会長職を4期8年務めた中岸雅夫前会長は、退任あいさつで「これから電力、都市ガスが自由化され、エネルギー間競争が激しくなるが、一致団結してこの難局を乗り切ってほしい」と述べた。
 宮﨑新会長は就任あいさつで「中岸前会長は協会活動に尽力され、多大な成果をあげられた。協会を代表して御礼を申し上げる。業界はガスシステム改革など変革時期にある。関係機関との連携や会員の皆様方の協力を得て、業界の発展に向けて尽力していきたい」と述べた。
(詳細はプロパン産業新聞2015年6月9日付で)
京都府協新会長に小中達磨氏
小中達磨新会長
 京都府LPガス協会は5月28日、京都市の新・都ホテルで総会を開催。任期満了に伴う役員改選で、小中達磨副会長(京都液化ガス)を新会長に選任した。副会長は深見英雄(京和燃料協業組合)、小谷幸市郎(小市郎商店)、福井康裕(井筒屋商店)の3氏が再任。畑廣彦氏(伊丹産業)が新任。吉岡一寿専務理事は再任した。任期は2年。
 小澤八十二会長(伊丹産業)は相談役に退いた。小澤氏の会長就任期間は協会の歴代最長の13年6カ月だった。
 小中新会長は「京都のLPガス業界が少しでも良くなるよう、会員に必要な協会運営ができるよう、頑張っていきたい」と抱負を述べた。
(詳細はプロパン産業新聞2015年6月9日付で)
《新社長に聞く》伊藤忠エネクスホームライフ関西 寺井智氏
電力自由化・変革期に備え「現場力」アップを重視
寺井智新社長
 伊藤忠エネクスホームライフ関西(大阪市)は、4月1日付けで新社長に寺井智氏が就任した。電力自由化への対応など今年度の取り組みを取材した。

 ―― 今年度の取り組みについてお聞かせください
 寺井 まず電力自由化への対応として、社内で電力担当者を1人決め、研修を行っていく。伊藤忠エネクスがPPS(特定規模電気事業者)に登録しており、電力・ユーティリティ事業部と連携し、進めていきたい。
 業界内でも電力とのセット販売をする動きが出ているが、通信会社などの異業種も参入してくることから、今までにない時代が来ると見ている。
 自由化がスタートし3年から5年が変革の時期となると思うが、この波を乗り切っていけるように体力をつけ、備えたい。
(詳細はプロパン産業新聞2015年6月9日付で)
ナック/埼玉県本庄市に国内最大級の宅配水工場完成
 ナック(東京、寺岡豊彦社長)は、宅配水生産工場として国内最大級で、業界では前例のない大型見学施設を完備した宅配水生産工場を、埼玉県本庄市に完成させた。
 5月30日、工場完成に伴い、内覧会が実施され、来賓として上田清司埼玉県知事をはじめ吉田信解本庄市長らを招待。同社創業者である西山由之名誉会長や寺岡社長が新しい工場施設を案内した。
 同工場は、生産ラインから倉庫格納までを全自動化した宅配水業界初のフルオートメーションを採用。業界最速の1時間2000本、年間1200万本の生産スピードを実現した。
(詳細はプロパン産業新聞2015年6月9日付で)
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