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◆プロパン産業新聞 2014年11月11日号
全L協が自民党に政策要望

都市ガス同等の措置など5項目

 全国LPガス協会(北嶋一郎会長)及び全国LPガス政治連盟は、このほど自由民主党に対して、「都市ガス事業の全面自由化に向けた競争環境の整備」「取引適正化」など5項目の政策要望を提出した。都市ガスの全面自由化については、ガス体エネルギーの販売市場で消費者利益の保護及び公平・公正な競争を促進する観点から、LPガス事業と都市ガス事業の“イコールフッティング”を図るために、公益特権や税の軽減などの優遇措置の見直しを要請。LPガス事業に対しても同様の優遇措置を付与することを求めている。
(詳細はプロパン産業新聞2014年11月11日付で)
学校避難所の防災設備/自家発電装置は整備率40%に伸張

 国立教育政策研究所文教施設研究センターは、全国の公立学校のうち、災害時の避難所として指定されている学校の防災施設・設備の整備状況について実態調査を行い、その結果をこのほど取りまとめた。
 それによると、全国の公立学校のうち、避難所として指定されている学校は91%、3万1869校。この中で停電に備えた自家発電設備等が設置されている学校は、平成26年5月1日現在で40%となっていることが明らかとなった。前年度の34%から6ポイント上昇している。
 調査は自家発電設備以外の防災設備についても整備状況を調べているが、備蓄倉庫は47%(前年度42%)、屋外利用トイレ70%(同69%)、体育館トイレ81%(同81%)、非常用通信装置56%(同47%)、貯水槽・浄水装置36%(同35%)という結果。これらの設備に比べると自家発電設備の整備率は低いが、この1年間での伸び率で見ると非常用通信装置とともに高い。
(詳細はプロパン産業新聞2014年11月11日付で)

サイサン、いちたかガスワン/千歳市で土地利用調印式
千歳美々ワールドに建設する「エネワンソーラーパーク千歳」の調印式のもよう(右から2人目が川本副社長、中央は山口市長、4人目が高橋社長)

 サイサン(さいたま市、川本武彦社長)、いちたかガスワン(札幌市、高橋雅行社長)、森和エナジー(東京、森田正敏、長尾和共同代表)3者による「エネワンソーラーパーク千歳」共同事業体は10月31日、千歳市、伊藤忠商事との土地利用等に関する調印式を北海道千歳市の千歳市役所議会棟で行った。千歳市所有の千歳美々ワールド(千歳市)の土地を借り受け2メガ㍗規模のメガソーラーを建設する。サイサンと森和エナジーのメガソーラー建設案件は、これで9件目となる。
 調印式には山口幸太郎千歳市長、高橋雅行いちたかガスワン社長、川本知彦サイサン副社長、長尾和森和エナジー共同オーナー、川口浩一伊藤忠商事金属カンパニー石炭・原子力・ソーラー部門長の5氏が出席した。
(詳細はプロパン産業新聞2014年11月11日付で)

シナネン﨑村社長、持株会社移行について説明「連携・協力で成長目指す」

 シナネンの﨑村忠士社長は、10月21日に発表した持株会社体制の移行について、6日に開かれた「平成26年度ひまわり販売コンテスト表彰式」(さいたま市、パレスホテル大宮)の席上、その目的について説明した。
 﨑村社長は「100年に一度のエネルギー構造変革の時代を勝ち抜くために、持株会社体制への移行と、卸、小売事業を地域別に統合することを決断した」と報告。卸、小売の統合について、「エネルギー全面自由化に伴い激しくなるエネルギー競争を考えると、今まで以上に保安、物流また販売を含めた連携・協力は必須。競争は地域別に特色ある競争になることが考えられ、意思決定スピードを速めエネルギーと住まいと暮らしのサービスによる地域ナンバーワンの総合エネルギー企業に変革していかないと勝ち残っていけない」と説明。さらに昨今の異常気象を背景とした温暖化対策を背景に「省エネ、節電、環境、防災といったキーワードから“お家まるごとサービス”をビジネスチャンスと捉え、グループが一体となって連携していきたい」とした。
(詳細はプロパン産業新聞2014年11月11日付で)

自由化後の経営道を模索/九州コラボが初セミナー

 九州コラボ(九州ガス体エネルギー普及促進協議会、秋元耕一郎会長)は5日、福岡市のホテルレガロ福岡で「ガスシステム改革後の会社経営と営業展開」をテーマにセミナーを開催、九州各県のLPガス、都市ガス関連事業者あわせて100人が参加した。
 平成26年度活動計画の一環で、初めてのセミナー開催。コラボ事務局を代表して開会あいさつした赤司務日本ガス協会九州部会事務局長は「ガスシステム改革は議論の終盤段階。自由化への進展を興味深く見守っている。今日の話を今後の事業に少しでも生かしてもらえれば幸い」と述べた。
 セミナーでは演題「ガスシステム改革後の会社経営」を長本英杜NGK社長、「リフォーム事業基礎からのビルドアップ」を内海久俊リボンガス社長、「お客様接点強化とロイヤルカスタマー作り」を小平竜平太陽ガス社長が講演した。
(詳細はプロパン産業新聞2014年11月11日付で)

再エネ導入拡大へ議論/制度運用面の改善を検討
 総合資源エネルギー調査会新エネルギー小委員会は5日、第6回会合を開き、再生可能エネルギーの最大限の導入拡大に当たっての課題について検討した。議論では、「接続枠」を確保しているにもかかわらず事業開始が見込めない案件への対応方針として、慎重に状況を把握した上で、固定価格買取制度の規定や通常の商取引ルールに従って、より事業熟度が高い後発事業者が存在する場合、その後発事業者系統接続を行うことが可能となるよう、運用面の対応を徹底すべきとした。
 既に電力会社に対して系統への接続の申込みを行い、優先的に系統に接続する権利(接続枠)があるにもかかわらず、土地利用関係法令の許認可が得られないため事業が開始できない等の理由により、実際には事業開始の見込みが立たない案件があると指摘されている。
(詳細はプロパン産業新聞2014年11月11日付で)
愛知県協/停電想定し中核充填所訓練
他系列容器への充填も

他社の空容器が搬入される
 愛知県LPガス協会(後藤庄樹会長)は10月30日、愛知県小牧市の名古屋プロパン瓦斯小牧支店において、中核充填所防災訓練を実施した。
 訓練に先立ってあいさつした花井弘光副会長は「中核充填所には、大規模災害発生時に情報を速やかに収集し、避難所等にLPガス供給を行うという重大な任務が課せられている。今日、訓練に参加される皆さんは、災害発生時の中核充填所業務の流れをしっかりと把握し、万一に備えてほしい」と述べた。
 訓練は、愛知県南部を中心に震度7の地震と、愛知県沿岸部で5~10㍍の津波が発生し、小牧市内一帯は停電。避難所として開設された市内の小学校で炊き出しを行うためのLPガスを届ける、との想定で実施。
 今回の訓練でとくに注目されたのは、他系列事業者容器への充填作業訓練だ。その状況設定は、名古屋プロパン瓦斯小牧支店の充填設備は自家発電設備により稼働可能であるが、充填済み容器、空き容器ともに在庫ゼロの状態。一方、近隣の東邦液化ガス小牧充填所は、空き容器はあるものの充填設備が損傷し、充填不可能なため、空き容器を名古屋プロパン瓦斯小牧支店に搬入し、同支店の設備でLPガスを充填し、避難所へ届ける―という内容。
(詳細はプロパン産業新聞2014年11月11日付で)
愛媛県協青年部/小6児童に火育出張教室
活動2年目、座学講習が充実

家庭科室で行った加熱調理体験では、武田校長(中央)も「焼いたマシュマロがおいしい!」と感心していた
 愛媛県LPガス協会青年部会(上東信一部会長)は10月30日、砥部町立宮内小学校で火育出張教室を開催した。同活動も2年目に入り、火おこし体験だけでなく座学講習の内容の充実を図り、児童に火の大切さを伝えた。
 同教室は1時間30分(2時限)を使い、上東部会長をはじめスタッフ14人で、6年生2クラスの児童74人を対象に実施。教室では火の大切さを強調した同協会オリジナルの講習、運動場では火おこし体験、家庭科室ではガスコンロを使った加熱調理体験を行った。
 座学講習は上東部会長が講師を担当。火と人類の関係について児童たちが理解しやすいように、イラストなどを用いたテキストを作成し、スクリーンに映しながらクイズ形式で火の起源や人類が火からもらった恵みについて丁寧に説明した。
 とくに、人類が火からもらった恵みのクイズでは、大きく4つあるとし、「明るさ」「暖かさ」のほかの残り2つが何かと尋ねたものの回答はなく、児童たちは先生の指示でグループで考察したことで、正解とした食物に火を通すことでの「おいしさ」を導き出した。
(詳細はプロパン産業新聞2014年11月11日付で)
山陰酸素工業/工夫満載 秋のガス展

「+α」の展示を意識

 山陰酸素工業倉吉支店の販売店会の倉酸会(増田章夫会長)は10月18日、19日の両日、鳥取県倉吉市のまちかどステーションで顧客向け展示会「ふれあい合同ガス展2014」を開催した。
 「お客さまへの感謝」「エコ商品紹介」「買替需要促進」「災害に強いLPガスのPR」が狙い。
 ガス機器は「+α」の展示を意識。目玉のファンヒーターは便利グッズの簡単物干しを使えば衣類が乾かせることや、ガス炊飯器のご飯にマグロ解体ショーのマグロをのせて試食してもらうなど、来場者の印象に残りやすいよう、提案方法に工夫を凝らした。
(詳細はプロパン産業新聞2014年11月11日付で)

キッチン・バス工業会 第10回川柳応募に17万句

 キッチン・バス工業会(有代匡会長=LIXILグループ副社長)は4日、東京・千代田区の日本工業倶楽部で「キッチン・バスの日」記念式典を開催した。
 式典では、第10回「台所・お風呂の川柳」の優秀作品の発表と表彰式が行われ、最優秀作品となるキッチン・バス大賞には、京都府のKHG―K1さん(ペンネーム)の「もう一本 おまえの料理が 上手すぎる」が選ばれた。
 協賛団体賞では、日本LPガス団体協議会賞に、大阪府のcocoさん(同)の「朝見ずに 開けて楽しむ お弁当」が、日本ガス石油機器工業会賞に京都府の三六九さん(同)の「それでいい 風呂場の鏡 ちょい曇り」が、日本ガス協会賞に大阪府のはなまる太郎さん(同)の「家族増え グリルのさんまも 川の字に」が、それぞれ受賞した。
(詳細はプロパン産業新聞2014年11月11日付で)

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