TOPページへ⇒
ニュースのページへ⇒
◆プロパン産業新聞 2014年8月26日号
オール電化人気根強く/振興センターが実態調査

 LPガスに対して、その名称「プロパンガス」や「容器の外観」「供給方法」などについて多くの消費者が否定的であり、LPガスに対するマイナスイメージにつながっていることが明らかになった。これは、経済産業省の委託事業としてエルピーガス振興センターが実施した「平成25年度石油ガス消費者実態調査」によるもの。一方、オール電化住宅在住者は、「安全・安心」「光熱費が安い」とのイメージをもち、さらに「おしゃれ」「快適」「健康的」「故障が少ない」とオール電化を評価。現在オール電化住宅に居住している消費者の92・3%が「今後もオール電化の住宅に住みたい」と回答している。
(詳細はプロパン産業新聞2014年8月26日付で)

ベストミックスへ議論再開
約8ヶ月ぶりに基本政策分科会を再開(写真は(左)から坂根正弘会長、茂木敏充大臣、上田隆之エネ庁長官)
 経済産業省は19日、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会を約8カ月ぶりに開き、最適な電源構成(ベストミックス)の策定に向けた議論をスタートさせた。4月11日に閣議決定したエネルギー基本計画には、与党内で原発の比率を明示することに抵抗が強かったため電源構成は盛り込まなかった。
 会合では、7月末に総合エネ調の会長に就任した坂根正弘コマツ相談役が分科会長として出席。「エネルギーに関しては厳しい課題が山積している。さらに、地球温暖化問題の本質は化石燃料にあり、有限な化石燃料をいかに長く使っていくか。その後、化石燃料がなくても大丈夫な世界をどう描くのかに尽きる」とコメントした。
 また、会合に出席した茂木敏充経産相に対し、「どのタイミングでベストミックスを出していくのか」(志賀俊之・日産自動車副会長)、「エネ基本計画では原子力は重要なベースロード電源と位置付けている一方で依存度を可能な限り低減するとしているが、電源をどのようにミックスしていくのか、早期に明確にすべき」(西川一誠・福井県知事)といった質問が出た。茂木大臣は「ベストミックスは早急に決めていく」としながらも「現在、13原発20基の適合審査を進めているが、さまざまな状況を見ながら、適切なタイミングで示していく。2、3年もかける話ではなくCOP21に間に合うような形で対応したい」と明言は避けた。
(詳細はプロパン産業新聞2014年8月26日付で)
LPガス産業再展開へ/振興センター、小売価格調査を実施

 エルピーガス振興センター(松澤純理事長)は20日、東京・港区の琴平タワーでプレス懇談会を開き、平成25年度事業報告及び26年度事業について説明した。
 冒頭あいさつした松澤理事長は、エネルギー基本計画と、石油天然ガス小委員会がまとめた中間報告についてふれ、「LPガス業界が進むべき道筋、目標が示された。今後、日本LPガス協会、全国LPガス協会をはじめとした関係諸団体との連携を今以上に密接にして、消費者とLPガス業界との相互理解、信頼関係の醸成に向け諸施策を実行していく」と述べた。
(詳細はプロパン産業新聞2014年8月26日付で)

アストモス/米西海岸から千葉基地へ搬入

 アストモスエネルギー(増田宰社長)は19日、出光興産とアルタガスによる共同出資会社アルタガス出光JVが株式を保有する、ペトロガスエナジーとスポット契約を締結し、このほどLPガス(ブタン)を日本国内向けに輸入したことを公表した。
 ペトロガス社からのLPガスを同社が直接購入すること、及び同社が自社用船により日本向けにデリバリーすることは、国内初の試み。ペトロガス社は、米国西海岸ファンデールのLPG基地を取得しており、今後、日本への輸送距離が短い米国西海岸からの継続的な輸出が期待されている。
(詳細はプロパン産業新聞2014年8月26日付で)

誇りをかけた作業 各地で/豪雨で土砂災害
土砂で倒壊した家屋から、手掘りで50キロ容器を探しだし、回収した(兵庫県丹波市市島町、18日)
 8月の週末は台風12号、11号、16日からの近畿地区での局地的な大雨と自然災害が相次いだ。
 3日には高知市に避難勧告が発令。幸いにしてLPガス関連では大きな被害がないことを現地取材を通じて確認したが、これ以降も、自然災害に立て続けに見舞われている。
 兵庫県丹波市市島町では16日からの大雨の影響により、土砂災害で家屋が倒壊し、また河川の氾らんで川岸沿いの前山小学校が被災した。いずれもLPガス供給先だ。
 JA丹波ひかみと伊丹産業は合同で17日から復旧作業に取り組み、2次災害防止のため、土砂に埋もれた容器の回収に奔走。どこにあるのかわからない容器を手掘りで探し出し、搬送した。
 自然災害はいつ起きるかわからない。そのなかで事故を未然に防ぐべく、LPガスへの信頼と自らの誇りをかけた必死の作業が各地で行われた。
(詳細はプロパン産業新聞2014年8月26日付で)
可搬式LP発電機が医療用電源に/NHKが報道

台風11号で停電・・・徳島県那賀川沿いの特養施設で活躍

入居者のたんの吸引等医療処置に欠かすことができない電力。那賀川沿いの特養「水の花荘」では、LPガス可搬式発電機を使って電力を賄った

 台風11号の大雨の影響で徳島県では那賀川が氾らんし、川沿いの地域に浸水被害をもたらした。そのなかで寝たきりのお年寄りらが入居していた那賀町の特別養護老人ホーム「水の花荘」では、停電時にLPガスポータブル発電機を使い、たんの吸引などの医療処置に役立てたことがわかり、NHKは11日の「ニュース7」で放送している。
 同施設には63人が入居。川の氾らんに備え、動くことができる40人を2階に避難させ、上流のダムの放流量が増えることを確認すると、寝たきりの23人も2階に避難させた。やがて1階が浸水し停電になったが、2階に上げていたLPガスポータブル発電機を使ってたんの吸引など必要な医療処置を行ったという内容。
 本紙の後日取材で、的場公他施設長は「LPガス発電機は昨年、補助金を利用して2台購入した。台風の大雨で那賀川が氾濫し、施設1階の1メートル30センチまで浸水し、停電になった。LPガスポータブル発電機を使って、2階に避難している入居者のたんの吸引とベッドのジャッキアップに利用した。操作は簡単で、非常に役立った」と話した。
(詳細はプロパン産業新聞2014年8月26日付で)

茨城県協鹿島支部/小学校で親子料理教室

Siコンロ8台を寄贈

Siコンロ8台を寄贈。白川支部長(左)から鬼澤教育長へ目録が手渡されると、協会のキャラクター「瓦斯屋凡兵衛」もにっこり

 茨城県高圧ガス保安協会鹿島支部(白川勇支部長)及び茨城県の鉾田市立鉾田小学校は19日、同校でSiセンサーコンロを利用した「親子ふれあい料理教室」を開催した。
 主催者あいさつのあと、鹿島支部によるSiセンサーコンロ(8台、パロマ製)の同校への贈呈式があった。鉾田市教育委員会の鬼澤明教育長が、同校の代表として白川支部長から目録を受け取った。
 鬼澤氏は「生活に欠かせない食べ物をつくるためのエネルギー源はいろいろあるが、日常生活ではガスが最も多く使われている。ガスを正しく理解して使うことが大事。それらも含めて勉強しながら利用していきたい」と感謝の意を表した。
(詳細はプロパン産業新聞2014年8月26日付で)

四国4県協/災害時相互応援協定を締結
四国LPガスブロック調印式のもよう(左から高知県協・小野会長、愛媛県協・高須賀会長、香川県協・赤松会長、徳島県協・中岸会長)
 ガスコラボ四国の記者会見のあと、四国4県協の四国LPガスブロックは、四国地域災害時相互応援協定の調印式を行った。
 同協定は、四国内で災害等が発生した時に四国4県協会が相互に協力し、被災地域におけるLPガスの安定供給に努め、地域住民の安全と安心を図ることが目的。
 協定の作成にあたり、平成24年に同ブロック内に災害対策検討委員会ワーキンググループ(公文秀明座長=高知県協副会長)を立ち上げ、支援要請の仕方や支援業務の内容について検討を重ね、合意に至ったもの。
 協定は、震度6弱以上の地震が発生し、甚大な被害を被った場合や風水害、津波等により広範囲な地域に甚大な被害が発生した場合に、被災した県協会長が支援を要請し、四国LPガスブロック長が支援を必要と認めた場合に適用される。
(詳細はプロパン産業新聞2014年8月26日付で)
災害対応機器としてガス栓ヘッダーを自作/三重県伊勢協議会

 三重県伊勢LPガス協議会(中村省三会長)で考案、製作し、7月30日に伊勢市との間で交わされた協定調印式の当日公開された「非常時供給用ガス栓ヘッダー」が話題を呼んでいる。
 三重県LPガス協会(藤岡傳会長)では、一昨年から県内各協議会の地域内1カ所を目安に、炊き出し用ガス器具、供給設備などの防災拠点災害対応機器を収納した備蓄庫を自治体に提供している。
 この提供している機材のうち、供給設備については、非常時の道路網の寸断等を考慮し、供給設備を仮設した場所周辺の軒先在庫活用を視野に入れた通常の容器2本立て供給となっている。
 ここで問題になってくるのが、自動切替調整器を経て低圧となったガスを、どのような方法で複数のガス器具に分配するかだ。今までは備蓄庫壁面に複数のガス栓を取り付けて調整器から接続するなどの方法がとられてきた。
 今回、伊勢市に災害対応機器が寄贈されるにあたって、その管理・運用を担当する伊勢協議会では、災害時におけるLPガス利用の長所である可搬性に着目。非常時には最も必要とされる場所でLPガスを使ってもらうことを念頭に、配管材料の組み合わせによるガス栓ヘッダーを製作し、今回初めて公開した。
(詳細はプロパン産業新聞2014年8月26日付で)

《桂精機製作所/バルク20年検査への対応開始》

残液回収・貯槽撤去のトータルシステムを実現

バルクローリと同等の大きさのトラックで移動できる残留ガス回収装置

 桂精機製作所(横浜市、丸茂等社長)は、バルク貯槽の20年告示検査から廃棄処分に至る一連のサービスをトータルで提供するための体制を構築する。LPガスの現地での回収や貯槽の撤去・交換・廃棄作業を支援するハード・ソフトの開発にメドをつけ、これらを活用した検査実施期限日の管理からガス回収・貯槽撤去・取替の事業を、子会社において展開する。事業化にあたっては全国7ブロックにおいて協力会社を募り、撤去した貯槽を受け入れる置き場や、回収した液及びガスの処理設備、貯槽廃棄処理設備のネットワーク化を進める方針だ。
(詳細はプロパン産業新聞2014年8月26日付で)

TOPページへ⇒
ニュースのページへ⇒