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◆プロパン産業新聞 2014年3月4日・第2711号
KHKが設立50周年祝賀会
高圧ガス保安協会設立50周年記念祝賀会のもよう

 高圧ガス保安協会(KHK、作田頴治会長)は2月25日、東京・港区のANAインターコンチネンタル東京で「設立50周年記念祝賀会」を開いた。冒頭、作田会長は関係者に謝意を示したうえで「高圧ガス利用と表裏一体をなす保安確保の重要性は引き続き変わらない。しかし、保安確保のあり方は今までは法的規制と自主保安が車の車輪として働いてきたが、今後は自主保安の重要性がより高まり、前輪が自主保安、後輪が法的規制といった関係で保安の確保が進められる。課題が山積しているが、克服に向け引き続き努力していく」と今後の50年を展望した。
(詳細はプロパン産業新聞2014年3月4日付で)

LPガスはミドル電源/エネ基本計画政府案を決定

 政府は2月25日、原子力関係閣僚会議を開き、原発を「重要なベースロード電源」と位置付けるエネルギー基本計画の政府案を決定した。LPガスについては、昨年末に総合資源エネルギー調査会基本政策分科会がまとめた「エネルギー基本計画に対する意見」から大きな変更はない。
 政府原案におけるLPガスの位置付けとして、「“ミドル電源”として活用可能であり、緊急時にも貢献できる分散型のクリーンなガス体のエネルギー源」とし、参考として添付された電力需要に対応した電源構成では、天然ガスと併記された=図。ミドル電源とは「電源コストがベースロード電源に次いで安く、電力需要の変動に応じた出力変動が可能な電源」とのことだ。
(詳細はプロパン産業新聞2014年3月4日付で)

「LPガスも検討すべき」/ガスシステム改革小委で橘川委員

 ガスの全面自由化に向け議論を進める総合資源エネルギー調査会ガスシステム改革小委員会(委員長・山内弘隆一橋大学大学院教授)は2月24日、第5回会合を開き、ローリなどで卸を受ける第4グループから旭川ガス、常磐共同ガス、伊東ガス、金沢市企業局、鳥取ガス、南日本ガスの6事業者のヒアリングを実施した。
 各社とも全面自由化に対し概ね前向きな姿勢を示し、実施時期について「地域によって時期がずれるのは不公平感を招く恐れがある」「時期をずらす明確な理由がない」と指摘した。また、保安については新規参入の事業者が原則保安責任を負うべきだとしつつも、「地域のネットワーク事業者が保安業務の委託を受けることはやむを得ない」としたが、あくまでも保安とサービスは一体であるとした。
(詳細はプロパン産業新聞2014年3月4日付で)

伊藤工機、滋賀工場に災対バルク設置

災害時は避難所として開放も

滋賀工場に設置した災対バルク

 伊藤工機(大阪府東大阪市、内海二郎社長)は、滋賀県米原市の滋賀工場に、平成24年度石油基地等産業保安強化事業費補助金を活用し、災害時対応型バルクシステム(980キロ貯槽)と非常用発電機(デンヨー製、9・9kVA)を導入、このほど完成した。
 バルクシステムにはLPガスを取り出すガス栓が取り付けられており、炊き出しに使用する調理器具や暖房器具に接続できる。非常用発電機は2月7日に完成した第3工場に接続し、停電時には会議室の照明、空調用の電源として使用できる。
(詳細はプロパン産業新聞2014年3月4日付で)

全L協、需要開発推進運動第2回情報交換会
 全国LPガス協会(北嶋一郎会長)は2月26日、東京・港区のアジュール竹芝で直接会員90社を対象とした「第2回需要開発の推進に関わる情報交換会」を開いた。
 冒頭あいさつした需要開発委員会の渡邊雅則委員長は「需要開発推進運動はLPガス業界が一枚岩になって、目標を決めた以上は必ず成果を上げていこう」と話し、会員企業に対して強力な運動推進を要請した。
 当日は、事務局が運動スタートから昨年末までの需要開発推進運動の進捗状況を報告。事例発表としてエア・ウォーターの生活・エネルギーカンパニーエネルギーソリューション部の小玉尚広部長が、新型ハイブリッド給湯暖房システム「VIVIDO」の開発、拡販手法について説明したほか、成功事例をもとに燃転営業のポイントを解説。
(詳細はプロパン産業新聞2014年3月4日付で)
アストモス新社長に増田宰副社長
増田宰新社長
 アストモスエネルギーは2月27日、トップ交代人事を含む役員人事を決めた。
 山﨑達彦社長は会長に就き、新社長には増田宰副社長(国内統括)が就任する。3月28日付け。白川勉会長、福田満常務・国内事業本部長は退任する。
(詳細はプロパン産業新聞2014年3月4日付で)
災対バルク補助金を活用/さいたま市、給食自校方式に伴い導入

 さいたま市(清水勇人市長)は、平成24年度災害対応型石油製品貯槽型供給設備整備促進事業による補助金を活用し、同市岩槻区内の小学校に災害対応型バルク貯槽を設置した。
 同市では、児童・生徒への食育を推進する観点から、学校給食の調理方式を給食センター方式から各校に調理室を設置する自校方式に移行する取り組みを実施しており、26年度中には同市内の全市立小・中学校で自校給食が実施できる体制が整えられる予定だ。そのスケジュールに沿い、市立小中学校への給食室の建設工事は現在最終段階を迎えている。
 一方、国の平成24年度補正予算で災対バルクへの補助が実現したことを受け、同市では工期のタイミングなどから判断し、岩槻区の柏崎小学校(駒宮寿夫校長)で補助金制度を活用することとした。
(詳細はプロパン産業新聞2014年3月4日付で)

業界初の自立型エコジョーズ/長府製作所が発売

 長府製作所(山口県下関市、橋本和洋社長)は1日、業界初となる停電時にも給湯使用が可能な自立型の潜熱回収型ガスふろ給湯器エコジョーズ3機種を発売した。
 特長は、バックアップバッテリー(容量288Wh)を内蔵した電源ユニットと、電源ユニットに対応したエコジョーズで構成。停電時でも4人家族が3日間、給湯やシャワーを使用できる(洗面を2分間、シャワーを5分間使用した場合、流量は洗面は5リットル/分、シャワーは10リットル/分で計算)。
 短時間の停電にも即座に対応するため、5秒程度の停電でも給湯器が停止することはない。
(詳細はプロパン産業新聞2014年3月4日付で)

シナネンキャンペーン、過去最高売上5.2億円に

リフォーム実績が倍増

 シナネン(東京、﨑村忠士社長)は2月21日、「HOTな贈り物2013~2014キャンペーン」の抽選会を、港区のアジュール竹芝で開催した。
 今回のキャンペーンでは406店が参加。カタログ配布部数は50・8万部、抽選券応募件数4367件、アンケート応募数は5159件。キャンペーン期間中の売上は5億2858万円と過去最高を記録した。事務局のキャンペーン結果報告のあと、各地域のシナネン会会長やシナネン幹部が抽選を行い、各賞の当選者を決定した。
 冒頭、﨑村社長は「キャンペーンは21回を数え、商品内容、構成も時代とともに変化してきた。今回の特徴は、リフォーム部門(50万円以上)の実績が倍増したこと。これは、シナネンが目指す“エネルギーと住まいと暮らしのサービスで地域全てのお客さまの快適生活に貢献する”企業の姿に近付いている」とキャンペーンを振り返った。
(詳細はプロパン産業新聞2014年3月4日付で)

商品価値 伝えよう/「買うべき理由」をわかりやすく
愛知県協青年委140人が研修

 愛知県LPガス協会青年委員会(花井弘光委員長)は2月19日、名古屋市のローズコートホテルにおいてマーケティングコンサルタントの藤村正宏氏を講師に招き研修会を開催、青年委員会会員を中心に約140人が参加した。
 冒頭、あいさつを行った花井委員長は「ここ数年、顧客接点強化をテーマに何度か業界外の方に講師をお願いして勉強会を開いている。今日の講師である藤村氏は、我々の視点と逆の発想でお客さまの心をつかむ話をしていただけるとのこと。しっかりと聞いて、今後の営業活動に役立てていただきたい」と述べた。
(詳細はプロパン産業新聞2014年3月4日付で)

「顔見える商売」 どこへ… ガス供給事業者名わからぬ消費者も
近畿液石懇談会

 LPガス振興センター主催の近畿地方液化石油ガス懇談会が2月19日、大阪市の大阪合同庁舎第1号館第1別館2階大会議室で開催された。
 事業者委員(7府県協会)が、活動報告として市町村との防災協定の締結状況を説明したほか、意見交換では、消費者委員の料金や契約等についての質問に回答した。
 開催あいさつで須山稔近畿経産局資源エネルギー環境部電源開発調整官は「LPガス需要は、中心部では電化や都市ガスとの競合で減りつつあるが、重要なエネルギーであり、保安と取引の適性化、透明性を進めていかねばならない。本日は忌憚のない意見をいただきたい」と述べた。
 また、基調説明として小島暢夫資源エネルギー庁資源・燃料部石油流通課企画官が「LPガスを巡る最近の状況」を、佐藤良市中部近畿産業保安監督部近畿支部保安課液化ガス取締役官が「LPガスの事故状況」をテーマに説明した。
 懇談では、事業者委員が、安定供給の確実な実行のため供給体制の強靭化を推進していること、ライフラインエネルギーとして選ばれるために展開している活動等について説明。各市町村との防災協定締結の進捗状況や、LPガス導入に向けた要望書の提出状況等について紹介した。
(詳細はプロパン産業新聞2014年3月4日付で)

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