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◆プロパン産業新聞 2013年8月27日・第2684号
日液協、保安確保へ共同宣言

「経営トップの姿勢重要」

 日本液化石油ガス協議会(川本武彦会長)は23日、「平成25年度経営者保安研修会」を開催し、保安、安全に関する“共同宣言”を採択した。川本会長は近年の事故高止まり傾向を指摘したうえで、「経営者自ら先頭に立って、保安確保に向けたコミットメントを従業員に示すことが重要だ」と述べた。3年ぶりの開催となる経営者研修会には、各会員企業の経営者及び保安担当トップら約80人が出席した。

 近年、LPガス事故件数は高止まりの状況で、平成24年の事故件数は255件と3年連続で前年より10%増加。とくに業務用施設等のCO中毒事故、ガス栓の誤開放、供給設備等の経年劣化による事故が増加傾向にある。今回、現場と経営が一体となって、消費者に安全・安心を提供すべく、研修会参加者全員による保安・安全宣言を行ったもの。
共同宣言は、①業務用CO中毒事故撲滅に向けて、換気等の注意喚起及び業務用換気警報器、CO警報器等の設置促進②自主保安の高度化の推進に向けて、供給機器等の期限管理の徹底、埋設管管理の徹底及びPE管等への取り替えの推進③保安査察等の実施により、法令順守及び保安業務の適切な実施の徹底④保安教育の推進による保安のレベルアップ⑤事故や災害を未然に防ぐため、考えられるリスクを分析・評価し、対策・改善を継続して実施するリスクマネジメントの考え方の取り入れ―の5項目。
(詳細はプロパン産業新聞2013年8月27日付で)

全L協、需要開発推進運動 4~6月進捗状況

 全国LPガス協会(北嶋一郎会長)は22日、今年度から3カ年計画でスタートした「需要開発推進運動」の進捗状況をまとめた。
 LPガス機器の販売状況(4~6月)は、GHP(年目標5894台)は出荷ベースで1388台。エコジョーズ(年目標21万817台)は出荷ベースで5万6206台(前年比110・4%)。このうちLPガス事業者が販売した台数は推計で3万5449台と進捗率(4~6月)は67・3%と低調だ。
 エネファーム(年目標8338台)は補助金受理ベースで1458台。エコウィル(年目標4744台)は出荷ベースで212台、進捗率(同)は17・9%と伸び悩んでいる。また、Siセンサーコンロ(年目標41万5876台)は、LPガス事業者の販売台数(推計)は8万3053台と、進捗率(同)は79・9%。
 LPガス自動車(年目標1374台)は補助金交付台数で1228台となったが、教習車などを除くLPガス事業者交付台数は573台となった。
(詳細はプロパン産業新聞2013年8月27日付で)

全L協、サウジ基金でバルク補助

岩手、宮城、福島3県対象に

 全国LPガス協会(北嶋一郎会長)は1日から、「サウジLPガス災害支援基金」を活用した災害対応型バルク導入補助事業を始めた。補助の対象地域は、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の地方自治体。補助予算額は6000万円で1件あたりの交付限度額は250万円となる。補助スキームは国の災害バルク補助と同様で、制度の併用ができることから、物件規模によっては対象経費が全額補助になる。申請書の受付期間は来年2月15日まで。全L協の中核事業「需要開発推進運動」では、「究極のライフライン」の旗印のもと、公的施設への災害バルク設置促進などを目標に掲げている。震災被害のとくに大きかった東北3県への設備設置は、災害時のライフライン機能維持のモデルケースとして大きな反響を呼びそうだ。
(詳細はプロパン産業新聞2013年8月27日付で)

総務省消防庁、転倒防止措置など求める

 総務省消防庁は19日、多数の観客等が参加する行事の開催を把握した際は、事前に関係者に火災予防上の指導を実施するとともに、積極的に現地に赴き、露天業者等に対しガソリン等の貯蔵・取扱いのほか、LPガスによる火気器具についても火災予防上の指導を実施するよう、全国の消防本部に通知した。
 15日、京都府福知山市の花火大会会場で多数の死傷者を出す火災が発生。花火大会、夏祭り、秋祭り等の多数の観客等が参加する行事でひとたび火災が発生すると被害が甚大になるおそれがあり、とくに火気を使用する屋台等における防火安全対策が極めて重要であることから、使用される火気のなかでも、ガソリン等の危険物の貯蔵・取扱いについては細心の注意が必要との認識に立ったもの。
(詳細はプロパン産業新聞2013年8月27日付で)

千葉県協、防災基金でLPG発電機を54市町村へ寄贈
横山会長(左)が中岡部長に目録を渡す

 千葉県LPガス協会(横山一洋会長)は19日、千葉県(防災危機管理部)に非常用LPガス発電機を寄贈した。発電機は県協が昨年創設した防災基金4760万円を財源に調達したもので、今後、県内すべての市町村にも寄贈を行う方針。

 千葉県は昨年見直した地域防災計画のなかで、「非常用燃料としてのLPガス確保」を新たに盛り込んでいる。県協では一連の取り組みを、LPガス活用による自治体防災力強化のきっかけとしたい意向。かねてから要望してきた避難所等へのLPガス設備常設や公用車のLPG車化に向けた働きかけを一層強める。
 今回の寄贈にあたり県協では、昨年度創設した防災基金から1100万円を予算化。今年度の社員総会で、県内54市町村に1台ずつLPガス発電機一式(LPガス発電機=ホンダ製EU9iGP、供給ボックス、エンジンオイル、保管用ボディカバー)を寄贈する方針を確認していた。発電機は県の防災施設及びLPガスを普段から使用している54市町村の避難所・給食センター等に寄贈され、既存設備を活用できる非常用電源として、災害時の応急対策に役立てられる。
(詳細はプロパン産業新聞2013年8月27日付で)

岩谷産業と日本瓦斯、資本提携関係を完全解消
 岩谷産業(大阪・東京、野村雅男社長)と日本瓦斯(東京、和田眞治社長)の両社は13日付けで、グループも含め双方の持つ全株式を売却、円満に資本提携関係をすべて解消したと発表した。
 日本瓦斯は、岩谷産業の創業者・岩谷直治氏によって1955年に設立、岩谷産業の関連会社として長年取引関係(LPガス販売、カセットボンベ製造販売、シリンダー充填・配送・設備点検受託等)にあったが、LPガスに係る事業の方向性の相違等から、2009年11月30日を以って、岩谷産業が日本瓦斯グループとの取引を全面的に中止、今日に至っている。
 あわせて、かねてより検討していた資本関係の解消についても、本年8月上旬に岩谷産業から日本瓦斯に対しグループ会社も含めた全株式売却の申し出を行い、両社協議の結果、円満に資本関係を解消することで合意したもの。
(詳細はプロパン産業新聞2013年8月27日付で)
岩谷産業、カタール産ヘリウム第一便を大阪で荷受
荷受け後に記念撮影も
 岩谷産業(東京・大阪、野村雅男社長)は20日、大阪市住之江区の岩谷瓦斯大阪ヘリウムセンターで、カタールからのヘリウム第一コンテナの初荷受け式を開催した。

年間800万m3

 式の冒頭、牧瀬雅美専務取締役産業ガス・機械事業本部長水素エネルギー部担当は、「岩谷グループが待望していたヘリウムが今日、入荷した。当社は1980年にヘリウム事業に参入し、30年余り経つが、アメリカのヘリウムに頼ってきた。近年は世界的にヘリウム需要が増加しており、これまで幾度となく供給不足を経験してきた。液化水素事業並びにヘリウム事業は、新規事業として重点的に取り組んでいきたい」と述べた。
(詳細はプロパン産業新聞2013年8月27日付で)

「頭寒足熱」が認定子ども園で高評価/ガスワークオカゲ、新設3保育園に導入へ
 ガスワークオカゲ(大阪府堺市、尾陰利章社長)は、子育て支援を総合的に提供する施設・認定こども園「宮前つばさ」(大阪府松原市)にガス温水式床暖房を提案、家庭業務用分野の需要開拓につなげている。
 同施設を運営する社会福祉法人・博光福祉会(大阪府河内長野市、桐山博理事長)と学校法人・博光学園(同)では、床暖房の特長である「頭寒足熱」を評価。今年12月から来年4月にかけて大阪府と兵庫県で順次オープンする3カ所の保育園に、同社のLPガス供給のもとで床暖房を導入する予定。
 「宮前つばさ」は平成21年4月にオープン。現在は保育園児104人と幼稚園児95人が在籍し、入園待ちも多数抱えるなど人気が高い。
 博光福祉会は特養老人ホーム等の経営で実績があり、同社からGHP等のLPガス設備を導入しているが、初めて運営する認定こども園においては冷暖房設備で未知数な面があるため、床暖房はゼロ歳児と1歳児の部屋のみに採用した。
(詳細はプロパン産業新聞2013年8月27日付で)
太陽光?今でしょ!ガスでしょ!/長野2会場で推進イベント
林先生(東進ハイスクール)も大プッシュ
東洋計器、岡谷酸素、サンリンらが特別協賛して開催

 東洋計器(松本市、土田泰秀社長)、岡谷酸素(岡谷市、野口行敏社長)、サンリン(東筑摩郡山形村、柳澤勝久社長)など長野県内のガス関連事業者が特別協賛した、太陽光発電推進キャンペーン「太陽光でエコエコ!~太陽光にはガスでしょ!2013」(主催:SBC信越放送)が21日、松本市、長野市の2会場で開催された。
 前記3社のほか、JA長野県/全農長野、上田ガス、長野都市ガス、松本ガスも特別協賛に参加した同イベントは、長野県の自然エネルギー普及拡大啓発活動として継続的に企画されているもので、今年で5回目。「太陽光発電=自然にやさしい・家計にやさしい」というメッセージに加え、太陽光発電とガス体エネルギーの併用の効果や、エネルギーのベストミックスがもたらす「未来のためのエコライフ(安心・省エネ・クリーン)」をさらに浸透させていくことを目的としている。松本市(ホテルブエナビスタ)、長野市(ホテル国際21)の2会場合計で1350人が来場した。
(詳細はプロパン産業新聞2013年8月27日付で)

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