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◆プロパン産業新聞 2013年4月30日・5月7日・第2667号
スターツCAMと岩谷/都市ガスエリアでLPG災害対応Eシステム導入
免震賃貸マンションで採用

 スターツCAM(東京、関戸博高社長)は、地震の激しい揺れを受け流す免震構造を導入したマンションに、LPガスを活用した発電設備などを付加し、地震災害時でも入居者が通常時に近い生活を送れることを目指した「防災賃貸マンション」の第1号を、このほど東京都江戸川区で着工した。都市ガスエリアの立地でありながらバルク貯槽を設置し、平時は各戸の給湯器やこんろにLPガスを供給。非常時にはLPガス仕様発電機からの電力供給に自動的に切り替える。今後、LPガスの分散型エネルギーとしての安心感を付加価値としてアピールすることにより、都市ガスエリアでも積極的に展開していく方針だ。
(詳細はプロパン産業新聞2013年4月30日・5月7日付で)
LPガスは成長産業/課題は高コスト体質の克服
本紙主催2013春季LPガスセミナー

パネルディスカッションのもよう
 石油産業新聞社主催(日本LPガス団体協議会、テレメータリング推進協議会後援)の「2013春季LPガスセミナー・LPガスで日本の復興を!平時も有事も頼れる分散型エネルギー」が4月24日、東京・千代田区の学士会館で開かれ、全国から約100人の業界関係者が聴講した。
 当日は、エネルギー基本計画の見直し作業を進める総合資源エネルギー調査会総合部会の委員でもある橘川武郎一橋大学大学院教授が、「エネルギー政策の変化とLPガスの役割」と題して基調講演。第2部では「災害に強いLPガス。その役割、今後の課題」をテーマにパネルディスカッションを展開した。
(詳細はプロパン産業新聞2013年4月30日・5月7日付で)
2012年度LPガス需給/一般用1400万トン割れ
 日本LPガス協会(松澤純会長)は4月24日、2012年度のLPガス需給実勢(五日集計)をまとめた。12年度のLPガス出荷量は前年度比1・9%増の1562万2000トン(プロパン1134万5000トン、ブタン427万7000トン)となった。
 増加要因は、原発停止による電力発電用として154万6000トン(前年度比65・5%増)と昨年度に引き続き増加したことによるもの。
 また、民生用などを含む一般用出荷は1383万1000トン(プロパン1042万5000トン、ブタン340万6000トン)。前年度より1・6%減少し1400万トンを割った。
(詳細はプロパン産業新聞2013年4月30日・5月7日付で)
ENEOSグローブエナジー発足
 ENEOSグローブ(東京、松澤純社長)の小売販売子会社グローブエナジーと九州新日石ガスが経営統合し、4月1日付けで発足したENEOSグローブエナジー(東京、社長)は4月30日・5月7日、福岡市のホテルオークラ福岡で新会社披露式を開いた。今回の経営統合により、同社の経営規模はLPガス年間販売量14万トン、売上高370億円、従業員数1200人規模に拡大。全国5支社(北日本・南東北・関東・中部・九州)を拠点に、87事業所で営業展開していく。
(詳細はプロパン産業新聞2013年4月30日・5月7日付で)
JGE中計/「成長」「変革」を柱に
販促策「CRUISE2013」発表

 ジャパンガスエナジー(東京、和泉潤一社長)は4月25日、東京・港区の同社本社で記者会見し、中期経営計画と特約店向け販売促進策「JGE CRUISE(クルーズ)2013」を発表した。
 記者会見において和泉社長は、13年度から15年度の3カ年の第2次中期経営計画について説明。その大きな柱として▽株主グループ各社の経営資源や機能を有効活用した最高のパフォーマンスを発揮できる企業への成長▽お客さまの多様なエネルギーニーズに柔軟に応えられるLPガスをコアとした総合エネルギー企業への変革―の2項目を掲げた。
(詳細はプロパン産業新聞2013年4月30日・5月7日付で)
≪パーパス、富士宮新工場「エコベストファーム」稼働≫
エコジョーズ普及推進へ生産体制強化

季節、時間によって美しく変化する富士山のもと品質の高い製品づくりが行われる
 パーパス(静岡県富士市、髙木裕三社長)は、静岡県富士宮市の富士宮工場の敷地内に工場を増棟するとともに、テクニカルセンター(研究開発棟)を建設、愛称を「エコベストファーム」として本格稼働を開始した。ここではエコジョーズを中心に生産し、デファクトスタンダード化による需要拡大への対応と、低炭素化社会の実現に貢献していく考えだ。このエコベストファーム完成により、今後は、本社・富士工場と、昨年2月に富士市内に建設した給湯器の制御部やリモコンなど電子部品の製造工場「ホークヒルファクトリー」の3つの拠点で、より強靭な生産体制で事業展開していく。

 今年6月に世界遺産への登録が期待されている日本の象徴「富士山」。この霊峰を望む麓に位置する新工場「エコベストファーム」は、標高3776メートルの頂に向かって配置された、特徴ある設計だ。そのため、工場内のいたるところから、美しく雄大な富士山が仰ぎ見ることができる最高のロケーションとなっている。エントランスでも富士山が来客を迎えるように眺望が意識されているほか、建物においても、自然豊かな周辺環境と調和(ハーモニー)した濃いグリーンの外観色に仕上げられた。
 エコベストファームの生産工場ではエコジョーズを中心に製造。今やデファクトスタンダードとしても省エネ機器の主役を担っているエコジョーズだが、もともと家庭用給湯暖房機として業界に先駆けて開発したのはパーパスだった。今回の工場完成により、将来的には年間40万台の供給が可能となり、デファクトスタンダード化の推進に伴う需要拡大へ対応していく。
(詳細はプロパン産業新聞2013年4月30日・5月7日付で)
滋賀県・長浜信金が全14店舗に災対バルク
「GHPが職場改善に」

本店に災害対策対応型バルクシステムを設置するため、コージェネはLPガス仕様にした(写真右は都市ガス仕様のGHP)
 長浜信用金庫(滋賀県長浜市、西島喜紹理事長)は環境に関する取り組みの一環として、LPガスの利便性や環境性に注目し、店舗でのLPガス利用を進めている。
 本店営業部(同市元浜町)では、全館全室の空調をEHPから都市ガス仕様のGHPに切り替えたが、災害対応型バルクシステムを設置するため、新設したコージェネレーションシステム(ヤンマー製)2基をLPガス仕様にした。
 デマンド監視装置で電力使用状況を監視し、一定の使用量を超えるとLPガスによる自家発電を行い、使用電力の抑制を図っている。
 また、本店に近い三ツ矢支店(同市三ツ矢元町)では、都市ガスエリアでありながらGHPを含めた店内すべてをLPガス仕様にして災害対応型バルクを設置した。
(詳細はプロパン産業新聞2013年4月30日・5月7日付で)
広島ガス北部販売/オリジナルガス化住宅「イースタープランハウス」第1号完成
広島市安佐北区に完成した、オリジナルガス化住宅「イースタープランハウス」
 広島ガス北部販売(広島市、定森信治社長)のオリジナルガス化住宅「イースタープランハウス」の第1号が同市安佐北区に完成。4月10日に現地で披露された。
 木造平屋建てで、床面積は108平方メートル。主なガス設備は24号エコジョーズ、浴室暖房乾燥機、床暖房、ビルトイン式Siセンサーコンロ(いずれもリンナイ製)。ボックスコックはガス炊飯器用が1カ所、ガスファンヒーター用が7カ所。
 太陽光発電システムは計5・592キロワット(長州産業製)を設置した。
 イースタープランハウスは「セカンドライフを愉しむ平屋の家」をテーマに、A~Eの5つのプランを用意。「1000万円台で建てる2人暮らしのガス化住宅」を目指している。
(詳細はプロパン産業新聞2013年4月30日・5月7日付で)
JAならけん/全国最大級産直施設にLPGを全面採用
パルクはそれぞれを専用ライン化
(写真手前が空調用、奥が厨房用)
空調、厨房に専従バルク

 JAならけん(奈良県農業協同組合)が、同県橿原市の旧県立耳成高校跡地に建設を進めていたファーマーズマーケット「まほろばキッチン」が4月14日にオープンした。
 店舗は鉄骨造平屋建て3499平方メートル。全国最大級の農産物直売所、直産レストラン、特選レストラン、フードコーナーに、観光案内所とATMコーナーを併設。
 屋外には遊びの丘や噴水がある憩いの広場となっている。
 施設の最大の特長は、省エネによる環境への配慮。その実現にLPガスを全面採用。石油ガス課の寺本博文課長は「JAならけんの最大のLPガス設備」という。
 980キロバルク貯槽を2基設置。1基を空調専用に、もう1基を厨房専用にライン分け。空調は計136馬力(アイシン製)。各店舗の厨房と給湯もすべてLPガスだ。
(詳細はプロパン産業新聞2013年4月30日・5月7日付で)
タブレット・スマホで調査点検、検針業務/マルトウ、「forアンドロイド」販売開始
点検結果をタッチ入力

 マルトウコンパック(岐阜市、畑中明人社長)は、同社のLPガス業務管理システム「コンパックR」のオプションとして、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末を利用した調査点検システム「点検くんforアンドロイド」と検針システム「検針くんα forアンドロイド」を開発、5月上旬から販売を開始する。
 「点検くんforアンドロイド」は、顧客ごとの保安データをタブレット端末等に取り込み、現場で調査点検結果を画面にタッチすることで入力、そのまま調査点検結果の登録が可能なシステム。これにより、従来必要だった調査点検票の事前印刷と、帰社後の入力作業が不要となり業務の省力化が図れ、手入力時に発生しやすいヒューマンエラー防止などのメリットがある。
(詳細はプロパン産業新聞2013年4月30日・5月7日付で)
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