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◆プロパン産業新聞 2012年6月5日・第2618号
エネルギー基本計画/電源構成4案に
 総合資源エネルギー調査会・基本問題委員会(委員長・三村明夫新日本製鉄会長)は5月28日、2030年時点の電源構成の選択肢について協議し、原子力発電の構成として「ゼロ」「15%」「20〜25%」「数値なし」の4案とすることで合意した。前回会合までは残っていた「35%」については、複数の委員から「脱原発依存を目指すという委員会に課されたミッションから外れている」との意見が相次ぎ、選択肢から除外し参考値扱いとした。近く選択肢を政府のエネルギー・環境会議に報告する。今後、同会議では、示された選択肢や核燃料サイクル政策、地球温暖化対策などの報告を待って、夏までに選択肢を絞り込む方針だ。エネルギー基本計画の見直しに向け、10月にスタートしたエネルギーミックスの議論は結論に達するまで25回を数えた。
(詳細はプロパン産業新聞2012年6月5日付で)
レモンガス/橋本プロジェクト完成
神奈川県平塚市橋本に完成した「ALFY橋本」
 レモンガス(神奈川県平塚市、赤津欣弥社長)がかねてより神奈川県相模原市橋本に建設してきた、LPガスコージェネレーションを中心としたエネルギー自立型災害対応マンション「スマート・ハイブリッド・マンション」の第1号となる「ALFY(アルフィー)橋本」がこのほど完成した。商用となる同様のマンションは日本初となる。
 効率よくエネルギーを自家生産し、その一切を無駄にしない「ALFY橋本」は、地震等の災害や停電などのトラブルに強い災害対応だけでなく、CO2排出量が少なく、省エネ効果にも優れた環境性の高い注目の建物。地上6階地下1階で、1階は同社の体験型ショールームとして活用され、2〜6階が総戸数15戸の住居スペースとなるが、2階の一部にはコミュニティースペースも用意している。
(詳細はプロパン産業新聞2012年6月5日付で)
LPG小売価格最高値を更新/全国平均10m37559円
 日本エネ研・石油情報センターが5月31日に発表した、家庭用LPガス価格動向調査(平成24年4月末)で、家庭用LPガス10立方bの全国平均販売価格が7559円と最高値を更新した。前回調査時(24年2月末)に比べ279円の大幅な値上げ。これは、3月CPが史上最高価格であるプロパン1230j/dと史上最高値となったことが要因だ。
(詳細はプロパン産業新聞2012年6月5日付で)
6月CP/PBとも130j下げ
 サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは5月30日、6月度のCPを通知してきた。プロパンは前月比130j値下げの680j/d、ブタンも130j値下げの765j/dとなった。
 AL原油の5月1日〜30日の平均価格は110・064/BBL。6月度LPガスCPのAL原油熱量換算比はプロパンで75・4%、ブタンで86・0%と、カロリー換算では原油価格を大きく下回り、LPガスの価格競争力が一段と高まった。
(詳細はプロパン産業新聞2012年6月5日付で)
アストモス、米エ社と契約/海外LPG取引拡大へ
 アストモスエネルギー(山崎達彦社長)は6月5日、専門紙との情報交換会を開き、@安定供給力強化への取り組み(震災対応)A新型エネファームの発売開始B米国における取り組み─等について説明した。
 また、アストモスエネルギーの米国における取り組みとして、米国エンタープライズ社とのLPG輸出ターム契約(2015年まで)を締結済みで、米国LPG輸出設備への投資や同社との輸出契約を活用した、他取引先との協業も検討していくと説明。
 米国での活動により、@スエズ以西でのトレーディングビジネスの拡大ACPとは異なる相対的に安い米国LPG価格指標(モントベルビュー)で購入するFOBを保有することによる、中東産ガス国のCPに対する牽制機能BアストモスのLPG船団(20隻)を活用した輸入ソースの多角化─を図る。
(詳細はプロパン産業新聞2012年6月5日付で)
パロマフェア東北/復興、節電を支援
当日は大型バス来場者713人を含む1796人が来場
 パロマ(名古屋市、小林弘明社長)は5月22日、仙台市の産業見本市会館サンフェスタで「パロマフェア仙台会場」を開催。当日は大型バス来場者713人(青森4台、秋田2台、岩手5台、山形3台、福島6台)を含む1796人が来場。4年連続で来場者記録を更新した。
 展示会場では、昨年に創業100周年を迎えた同社の歩みを紹介し、次の100年を見据えた新たな製品を紹介。今回は、電力需給のひっ迫が予想されるなか、「ガスで快適節電」をメーンテーマに、新製品の提案に注力。厨房機器では、新型ビルトインコンロ「ドレシィ」などを展示し、最大の特徴である、部屋やキッチンのイメージに合わせて着せ替えのできるフェイスパネルの体験コーナーも設けた。
(詳細はプロパン産業新聞2012年6月5日付で)
帰還者支援協力を確認/「保安確保は社会的責務」福島県協
 福島県エルピーガス協会(佐藤允昭会長)は5月24日、福島市の福島県エルピーガス会館で第44回通常総会を開催した。
 冒頭、佐藤会長は昨年度の事故増加について、さらなる自主保安、点検業務について取り組みの強化を要請したうえで、原発事故による避難区域の解除問題についてふれ「4月1日に川内村、田村市、4月16日に南相馬市が警戒区域から解除され、今後、富岡町の一部や楢葉町についても検討されている」と状況を説明。
 インフラ整備ができないまま解除されていく現状について、「4月16日に解除された当日に、行政とともに、現地を視察した。現地の状況は、なぜこの4月に解除したのかという状況だ」としながらも、行政からは「家に戻ってきた消費者はコンロを使う。しっかりと保安業務を」と要請されていると報告。これまで、行政と相談して“震災後、避難先から自宅へ戻られた場合は、必ずLPガス業者の点検を受けて下さい”との周知文書を配布してきた。「解除され住民が戻ってくる地区について、我々は社会的責務として保安業務を実施する使命がある。マイコンがついているからといって、お客さん任せではいけない」と、避難区域解除に伴う保安確保の徹底について要請した。
(詳細はプロパン産業新聞2012年6月5日付で)
10月に50周年記念式典/愛知県協
 愛知県エルピーガス協会(後藤庄樹会長)は5月24日、名古屋市の熱田神宮文化殿で第50回通常総会を開催した。
 総会の冒頭、あいさつに立った後藤会長は「今年は社団法人化から50年。いろいろなことがあった50年だったが、本年10月には50周年を祝した会合を開く予定。これを節目に、一般社団法人化に向けた準備も進めていく」と報告。
 そのうえで、昨今の家庭用エネルギーを取り巻く情勢について「我々LPガス業界は何をなすべきなのか、何をお客さまにアピールしていくのかが大切になる。そのなかで一番大事なのは、我々自身が一致団結して物事を進めていくことではないだろうか。とくに昨年の震災以降の東京電力の対応を見て、お客さまに信頼され、選ばれる業界でなくてはならないということを、改めて認識した。皆の力でお客さまに愛される業界でなければならないと強く感じている」と述べ、「お客さまとの会話のなかからニーズを捉えて、お客さまのためになる業界であり続けることを切に願いたい」と締めくくった。
(詳細はプロパン産業新聞2012年6月5日付で)
ガスでできる節電訴求/兵庫県協合展に1887人
 兵庫県エルピーガス協会(北嶋一郎会長)淡路支部淡路市地区会は5月26、27日、淡路市のサンシャインホールで展示会「ガスライフフェア」を開催、1887人が来場した。
 同展示会は3年前から始めており、今回は、伊丹産業を中心に9社が参加した。
 顧客への案内以外に、新聞の折込チラシを合計5万枚出すなど集客に努めた結果、目標の1200人を上回った。
 売上は、ガラストップコンロがビルトインタイプ29台と卓上タイプ12台、エコジョーズ5台などで約1700万円となった。
 このほかエネファームや太陽光発電システム、ハイブリッド給湯器、太陽熱給湯システムを出展し、見積り案件を多数獲得した。
(詳細はプロパン産業新聞2012年6月5日付で)
バルク貯槽LPガス回収/実用化システムを公開
 バルク供給システムは、平成9年から民生用として広く普及しているが、貯槽及び付属機器等は製造後、20年以内に検査が義務付けられている。検査にはガスの安全な回収技術と方法の確立が必要となる。エイムテック(熊本市、有馬慎一郎社長)等5社は5月25日、平成22、23年度から新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の補助を活用して開発を進めてきた「バルク貯槽LPガス回収・再生システムの開発」の実用化にめどがついたとして、サンリン(長野県山形村、柳澤勝久社長)の穂高支店で現地見学会を開催した。併せて、松本市内のホテルでは「バルク貯槽ガス回収システム研修会」及び「バルク貯槽20年検査実用化研究会」の説明会を開催。全国から89人が参加、5年後に迫るバルク再検査への関心の高さが示された。
(詳細はプロパン産業新聞2012年6月5日付で)
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