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◆プロパン産業新聞 2011年12月27日・第2595号
エネルギー・環境会議、基本方針を公表/エネミックスの潜在力強調
 政府のエネルギー・環境会議は21日、エネルギー政策の見直しに向けた「エネルギー・環境戦略に関する選択肢の提示に向けて〜」と題する基本方針を公表した。エネルギーミックスに関する政策改革の方向性として、@最先端の省エネ社会の実現〜需要構造の改革〜A分散型の次世代エネルギーシステムの実現〜供給構造改革〜B技術革新の重要性―の3点を提示した。エネルギーミックスについては、今後、議論を進め春までに国民生活や産業活動の安定、エネルギー安全保障の確保、温暖化対策への貢献などの視点を踏まえ、複数のシナリオを示す方針。
(詳細はプロパン産業新聞2011年12月27日付で)
短期エネ需給見通し/LPガス、11年度は1600万トン割れ
 日本エネルギー経済研究所は22日、短期エネルギー需給見通し(2012年度までのシナリオ分析)をまとめ公表した。2012年度の予測にあたっては、原発の再稼動を見込んだ「電力制約なしケース」、再稼動なしの「電力制約ありケース」の2つのシナリオを用意した。
 それによると、LPガス販売量については、2011年度は東日本大震災の影響などにより1555万3000トンで前年度比5.4%減と1600万トン割れを見込み。また、2012年度は「電力制約なしケース」では化学原料用で大幅に増加し、1583万6000dの同1.8%増と予測。「電力制約ありケース」では、化学用原料で増加し1570万2000トンの同1%増とした。
 気温の変化が及ぼす影響(電力制約なしケース)では、12年度のLPガス販売量は、夏季(7〜9月)1度上昇ではLPガス販売量は需要量5万7000トンの減。冬季(1〜3月)1度低下の場合は暖房需要、給湯需要ともに増加するため10万2000トン増加(0.6%増)すると見込んでいる。
(詳細はプロパン産業新聞2011年12月27日付で)
東芝、新型PEFC発表/LPガス、都市ガスに対応
 東芝と子会社の東芝燃料電池システムは20日、業界最高の耐久性能8万時間、10年間の連続運転を実現した新型固体高分子型エネファーム(PEFC)を発表した。
 新型機は熱利用も含め、世界最高水準の総合効率94%を達成。従来システムと比べ、年間のCO2排出量を約1.5トン削減したほか、年間光熱費も軽減した。
 また、業界で唯一、同一機種でLPガスと都市ガスの両燃料に対応。国産天然ガスにも対応し、エネファームの広域普及を可能としている。
 設置性能も向上。燃料電池ユニット・排熱利用給湯暖房ユニットの小型化により、設置面積を1.9平方メートルまで省スペース化したほか、業界トップレベルの静粛性も実現するなど、基本性能の底上げも図っている。
(詳細はプロパン産業新聞2011年12月27日付で)
岩谷産業/中国で初の保安機能付きマイコン生産・販売へ
 岩谷産業(東京・大阪、牧野明次社長)は、来年4月から、中国遼寧省丹東市の「丹東岩谷東洋燃気有限公司」(略称・DIT、1995年設立)において、中国初の保安機能付き「マイコンガスメーター」の生産・販売を開始する。
 中国では経済発展に伴い住宅環境が著しく向上している反面、住宅の密閉度の高まりなどを背景に、ガス漏れによる事故が増加している。このことから、ガスの民生用供給に対する保安意識も高まっており、DITで市場調査を行った結果、日本でガス漏れ事故を急激に減少させた実績を持つ、保安機能付き「マイコンガスメーター」の需要が高まっていると判断。中国で初の生産・販売を開始することになった。
(詳細はプロパン産業新聞2011年12月27日付で)
サイサン、LPG発電機販売へ
 サイサン(さいたま市、川本武彦社長)は14日、米国コーラー社製LPガス発電機の販売代理店契約を、輸入元である日本エコテクノ(横浜市、安嶌康夫社長)との間で締結し、本格販売を開始すると発表した。
 LPガス業界では、東日本大震災時に発電設備がなく、LPガスの充填などに支障を来たしたこともあり、LPガス用発電機の必要性が各方面で指摘されており、今回の販売代理店契約が、LPガス業界での戦略商品になると注目されている。
 サイサンが販売する米国コーラー社のLPガス発電機は、小規模な用途向けの20JRES(定格出力15KVA、定価150万円)を中心に取り扱い、60JREZGB(定格出力59KVA、定価450万円)、125JREZGB(定格出力117KVA、定価730万円)の3機種を商品ラインアップとし、需要に応じて定格出力325KVAまでの大型発電機の取り扱いも検討していくとしている。自動切換制御盤のオプション販売も可能としている。
(詳細はプロパン産業新聞2011年12月27日付で)
関東地方液石懇談会/特商法不実行為で意見交換
 エルピーガス振興センターは12日、平成23年度関東地方液化石油ガス懇談会を関東経済産業局合同庁舎(さいたま市)で開いた。今回は、これまでの消費者からの一問一答形式から変更し、テーマを(1)訪問加入、特商法の不実行為違反(2)災害対応活動―の2点に絞り意見交換した。
 特商法違反問題では、柴崎栄一弁護士(栄総合法律事務所所長)がこれまでの経緯と事例説明。また、お客様相談所への相談件数が突出して高い神奈川県協が相談事例を説明した。神奈川県協への相談件数は平成15年度の479件に対して、21年度は1824件、22年度は1636件。また、今年度は上半期(4月〜9月)までに937件の相談が寄せられている。
(詳細はプロパン産業新聞2011年12月27日付で)
エネファーム補助/第3期分受付開始
 燃料電池普及促進協会(FCA)は19日から、エネファーム導入支援補助金の第3期募集を開始した。補助金額は第2期募集と同じ1台あたり85万円。募集期間も同じく平成24年1月31日FCA到着分まで。今年度3次補正予算による事業で、予算規模は50億円。第2期募集が予算達成間近となったことで追加支援が決まった。
 今年度のエネファーム補助金は、第1期募集が7月初旬に早々と当初予算を消化。東日本大震災後の分散電源ニーズの高まりを受け、かつてないペースで普及率を高めた。
 一方で、申込受付の大半は都市ガス仕様エネファームに集中。LPガス仕様は燃料種別の構成比で2割を下回った。
(詳細はプロパン産業新聞2011年12月27日付で)
大阪府協エコライフキャンペ抽選会/応募総数636件に
LPガスエコライフキャンペーン抽選会のもよう(左から大先副会長、西本会長、和田部会長)
 大阪府エルピーガス協会(西本功会長)は16日、大阪市の同協会会議室でLPガスエコライフキャンペーン抽選会を開催した。
 キャンペーン期間中にエコジョーズ、ガラストップの購入者に抽選で150人に特賞(1等)1万円などをキャッシュバックするもので、今年で4回目。応募総数は636件で、前回の705件よりも減少した。賞品の発送は年内に行う。
 抽選会には西本会長、大先明副会長、和田愼一郎経済部会長が出席。
 西本会長はあいさつで「応募数は目標に少し届かなかったが、来年以降も継続を前提に考え、ガス器具の拡販で電化対策につなげたい」と述べた。
(詳細はプロパン産業新聞2011年12月27日付で)
広島ガスプロパングループガス展 ガス機器拡販に焦点
 広島ガスプロパングループ(広島県海田町)は3、4日の両日、同県東広島市の東広島センタービルで「ガス展プロパンダ東広島」を開催した。
 福山、広島に続く、グループのメーン会場として開催。福山、広島会場は「お客さまへの謝恩」を目的にしたが、東広島は「商品を売ることにこだわった」(東広島支店)。
 そのため、Siセンサーコンロとエコジョーズの販売を徹底したほか、太陽光発電システムは作業工程のカットモデルを披露。より現実的に近いかたちで提案した。
 また、屋外ではマツダ車を体験できるコーナーを設置。最新LPG車のアクセラやロードスターを展示した。
(詳細はプロパン産業新聞2011年12月27日付で)
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