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◆プロパン産業新聞 2011年6月7日・第2565号
岩手県協総会/顧客喪失2万戸超す
全支部で仮設住宅を支援

熊谷祐三会長
 岩手県高圧ガス保安協会(熊谷祐三会長)は5月30日、盛岡市のホテル東日本で「第56回通常総会」を開催。東日本大震災に係る会員事業所の被害状況(中間集計)として、古舘和男副会長(宮古市、丸光商事社長)など、会員事業所の代表者6人を含めた家族・従業員合わせて29人が死亡・行方不明。沿岸地域にある126事業者のうち、76者が全壊・半壊。充填所は、沿岸地域15カ所中、稼働不能が9カ所、オートガススタンドは9カ所中、稼働不能4カ所となっていると報告。併せて流出等による喪失顧客数は2万戸超に及んでいるとした。議事では、平成23年度収支予算、事業計画などを承認。熊谷会長は「予算、事業計画と差異がでた場合は、その都度、臨時総会などで修正していく」とし、厳しい状況下での協会運営への理解を求めた。(詳細はプロパン産業新聞2011年6月7日付で)
古舘副会長を含め東日本大震災による物故者に対して黙祷
栃木県協から宮城県協へ〜50キロ容器500本支援
 栃木県エルピーガス協会(須田安すけ会長)は5月28日、LPガス支援物資を宮城県エルピーガス協会(小埜寺宏会長)に輸送した。当日は須田会長、小幡一吉副会長、須山光男副会長、水沼順一事務局長及び宇都宮プロパン容器検査工場の小貫和比古専務らを乗せた応援部隊が、200本の空容器(50`)を乗せ現地入りし、小埜寺会長、佐藤正道専務理事らが出迎えた。
 小野寺会長は、「全国各地の協会から心温まる支援・物資の両面からいただいている。震災後、約2カ月半経過するなか、ようやく復興に力を入れる状況がみえてきた。被災地では北は気仙沼、南は山元町まで、仮設住宅は約2万3000戸の予定で急ピッチに建設が進んでいる」と現状を説明。「LPガス事業者にとって50`容器が何より有り難い。被災地の仮設住宅に有効利用していく」と謝意を述べた。(詳細はプロパン産業新聞2011年6月7日付で)
受入先のミツウロコ岡部雅志東北事業部長らも容器降ろしを手伝い 須田会長と小埜寺会長が固い握手
大震災後の11年度予測/エコジョーズ2割増、オール電化17・3%減
  矢野経済研究所は1日、2011年度は、東日本大震災の影響により電力事業者やメーカー各社がテレビCMやイベント・キャンペーンの販促活動を自粛していることなどから、オール電化は45万9000戸と2010年度に比べて17・3%減少すると発表した。
 これは、家庭用エネルギー機器市場の調査結果によるもので、オール電化の採用実績は、10年度は3年ぶりに新築・既築住宅合わせて前年度比2・4%増の55万5000戸となったが、11年度は再び減少に転じると予測している。
 一方、10年度の「エコジョーズ」の採用実績は前年比21・1%増の48万3000台。13年3月までにすべてのガス給湯器を「エコジョーズ」に切り替える“エコジョーズ化宣言2013”が業界団体から表明されるなど、業界をあげてその普及推進に取り組んでおり、市場規模は2ケタ増ペースで拡大。
 11年は、震災の影響に伴い、オール電化及び「エコキュート」等の電気式給湯器、ガス給湯器全体の減少が見込まれるなか、前年比20・1%増の58万台と順調に増加すると予測。(詳細はプロパン産業新聞2011年6月7日付で)
6月度CP/P855j、B925j
 サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは5月30日、6月度のCP(長期契約者向けFOB)を通知してきた。プロパンは前月比90j値下げの855j/d、ブタンは同70j値下げの925j/dと前月の高騰から、一気に値下げされた。AL(アラビアンライト)原油との熱量換算比は、5月1日〜31日の平均価格118・234/BBLを基に計算すると、プロパンは94・6%。ブタンで103・7%となり、原油との価格差はない。(詳細はプロパン産業新聞2011年6月7日付で)
都スタ協/来年4月にJLSAの団体会員へ移行
 東京都エルピーガススタンド協会(柳也主男会長)は5月31日、東京都港区のアジュール竹芝で「第49回通常総会」を開催し、来年4月にエルピーガス協会(JLSA)の団体会員へ移行することを報告した。
 冒頭あいさつした柳会長は、東京都のLPガス流通3団体統合問題について、「都エルピーガス協会等と協議を重ねてきたが、都スタ協は他県と異なり多数の会員がスタンド専業者やタクシー兼業者であり、都協会員とは事業形態・内容が全く異なるということ。また、経費節減など統合に伴うメリットが望めないことや、対象となる法規・税制等も違い、統合の必要性に乏しいと判断した」と経緯を説明したうえで、「首都東京に位置するスタ協として、JLSAと連携をとり業界発展に寄与していく」と決意を述べた。
 都スタ協では3月29日に開催された理事会において、JLSAの団体会員への移行を目指すことを承認。これを受けてJLSAは、5月12日に開催した理事会において平成24年4月1日付けで団体会員として受け入れることを決定している。(詳細はプロパン産業新聞2011年6月7日付で)
エスケイシリンダー、LPG容器値上げ/8月1日から
 エスケイシリンダー(東京、矢端和之社長)は8月1日から、LPガス容器の価格改定を行う。値上げ幅は現行製品価格の8〜10%程度。
 同社ではこれまで、生産性の向上やコストダウン等の企業努力によって従来価格の維持を図ってきた。しかし、鋼材メーカーからのトンあたり約2万円もの値上げ要請に加え、溶接材料、塗料、燃料などの相次ぐ値上げ等により、合理化による価格維持は不可能と判断。価格改定に踏み切った。(詳細はプロパン産業新聞2011年6月7日付で)
石川県協ビジョン検討委、「10年後 あるべき姿」発表/消費者×事業者の絆=「エネサポ」
全社員宅に「電池3兄弟」

 石川県LPガス業界の10年後のあるべき姿を考えるため、小新会長の命で県協内に設けられたビジョン検討委員会(水上博司委員長、県協副会長)は5月26日の県協総会終了後、検討してきたビジョン「エネサポ石川2020」を発表した。
 水上委員長は自らに加え、県協会員のなかから選んだ若手6人の計7人で、約1年間かけて検討してきた結果を発表。「タテ(対消費者)とヨコ(LPガス事業者間)の絆を“エネサポ”で深め、そこで築いたライフネットワークで、暮らしと地球を守って行こう。そのために、今こそ我々は変わり、一つにならねばならない。これは我々LPガス事業者にしかできないことだ」と、来場者に今すぐ指針に基づいて行動することを呼びかけた。(詳細はプロパン産業新聞2011年6月7日付で)
ニチガス水戸南営業所が開所/関東デポ基地5カ所完成
 日本瓦斯(東京、和田眞治社長)は5月31日、かねてから建設を進めてきた北関東支店水戸南営業所の竣工式を現地で開催した。デポ基地に併設する営業所としては、同社初の営業所となる。
 後藤正雄会長は「水戸南営業所は予定通り、営業所のなかにデポ基地を併設した営業所+デポ基地として、完成の運びとなった。これで事業計画に沿った、関東全域をカバーするデポ基地5カ所と営業所並びに物流システム、管理システムがすべて完成したことになる」と計画の達成を報告。
 さらに「これをいかに活用するかは社員次第。今期業績予定1110億円、経常利益72億円、税引後当期利益28億円を達成するため、5カ所のデポ基地を有効に機能させ、ますます事業規模の拡大を進めていく」と述べた。(詳細はプロパン産業新聞2011年6月7日付で)
大丸エナウィン、マツナガがぽっぽ祭り/最新ガス機器・ベストミックスを提案
 大丸エナウィン湖南支店(滋賀県野洲市)とマツナガ(滋賀県野洲市、松永諭社長)は5月29日、野洲市の豊積の里・さざなみホールで「第3回ぽっぽ祭り」を開いた。
 3年連続で雨天開催となるなかで464組が来場し、最新ガス機器によるエネルギーのベストミックスを提案した。
 ガス器具は、Siセンサーコンロの販売強化を目的に、従来よりも展示台数を増やすとともに、購入しやすくするためにリース販売の提案や、商品券と炊飯鍋の成約特典をつけた。
 太陽熱利用温水システムやハイブリッド給湯器、エコジョーズについては、省エネ性能と床暖房など温水端末利用による快適性を紹介した。(詳細はプロパン産業新聞2011年6月7日付で)
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