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◆プロパン産業新聞 2011年1月11日・第2544号
日協 新年賀詞交歓会/環境シフト鮮明に
古薗雅英会長
低炭素社会への新たなスタート

 日本LPガス協会(古薗雅英会長)は6日、東京・港区の第一ホテル東京で恒例の新年賀詞交歓会を開催、業界関係者ら約600人が集まり盛会となった。スローガンに「LPガスが築く未来への架け橋〜低炭素社会への新たなスタート〜」を掲げた同会では、来年度、新たに予算化された燃転補助事業への取り組み強化などを柱に、環境シフトを図る業界の姿勢を鮮明にした。(詳細はプロパン産業新聞2011年1月11日付で)
伊丹産業グループ初出式/「やる気 挑戦」の一年に
新春鏡開きのもよう
  伊丹産業(兵庫県伊丹市、北嶋一郎社長)は2日、伊丹市の伊丹シティホテルで同社グループ初出式を開き、経営方針の発表と優秀事業所等の表彰を行った。
 平成22年度の売上高はグループで1555億円(伊丹産業1450億円、子会社105億円)となり、今年度の売上目標は1613億円(同1500億円、同113億円)。今年のスローガンは「やる気 挑戦」とした。
 北嶋社長はあいさつで「我がグループは、『和』を社是とし、常に時代を先取りする積極的な経営方針を貫いてきた」と述べ、昨年の主な事業について液化石油ガス部門では、集中監視システム「ACU24」は昨年1年間で3万6316戸取り付けたことや、エコジョーズは6190台を販売したことなどを説明した。(詳細はプロパン産業新聞2011年1月11日付で)
1月度CP/史上最高価格を更新〜P935j、B920jに
 サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは昨年12月29日、2011年1月度のCPを通知してきた。1月度CPはプロパンが前月比30j値上げの935j/d、ブタンが同25j値下げの920j/d。この新建値は08年7月に記録したプロパン905j/dの史上最高価格を更新、4カ月連続の値上がりで、小売段階での価格改定は1月検針分からの実施が必至となった。
 原油価格の指標となるアラビアンライト(AL原油)の12月1日〜29日の平均価格は89・434j/BBL。1月CPのAL熱量換算比はプロパンが127・5%、ブタンが127・2%、PB平均127・4%と前月よりやや下がったものの、依然として対原油の熱量換算比は割高で推移している。(詳細はプロパン産業新聞2011年1月11日付で)
タプロス/“たぷろんハウス”オープン
エネファーム、太陽光、HV給湯器など最新機器を設置

 タプロス(秋田市、木村繁社長)が建設を進めていた由利本荘営業所“たぷろんハウス”が昨年12月6日にオープンした。47年前に由利本荘に事務所を構え半世紀。お世話になった地域の方々へ恩返ししたいというタプロスの思いが詰まった新事務所だ。
 完成祝賀会で木村社長は、「タプロスが今後目指す商品、最新機器などをすべてそろえた。業界の皆さまにも遠慮なく使っていただきたい」と話し、昨年新築した大館営業所をさらに進化させていると紹介した。
 また、「半世紀にわたってお世話になった由利本荘の皆さまに、感謝、貢献という意味で、ミニ料理教室が開けるスペースを設置した。お子さん達をあずかれるキッズコーナーも設けており、地域のコミュニティーとして料理を通じてさまざまな情報交換の場にしていただきたい」と、地域に必要な会社として、愛される事務所にしていきたいと話した。
 建設場所は由利本荘市薬師堂字谷地97の1地内の敷地約1350平方b。ここに木造平家建212平方bの事務所を建設した。(詳細はプロパン産業新聞2011年1月11日付で)
山陰地区の大雪/ガスコンロ大活躍
 12月31日未明からの山陰地区の大雪により、現場ではガスコンロが大活躍している。鳥取県米子市や松江市など都市部を中心に、広範囲にわたり停電したことで、暖房器が使えなかったことが理由。
 「大雪のとき、地元住民が真っ先に考えるのが暖房」(ある島根県の事業者)として、停電になっても使えるガスコンロでお湯を沸かし、そのお湯を湯たんぽに入れて寒さをしのいだという。
 また、ガスコンロに加え、カセットコンロの使用で「日頃から自宅でガスで調理しているお客さまは、暖かい料理が食べられたとの声もあった」という。
 今回の大雪で、地元のガス業界からは「改めてエネルギーは分散化すべきだ」との声があがっており、今後、電化住宅の住民に対してのガスのアピールや、停電しても使うことができるガス給湯器やガスファンヒーターの開発を、メーカー側に要請したいとしている。(詳細はプロパン産業新聞2011年1月11日付で)
≪新春インタビュー≫資源エネルギー庁岡村雄治企画官に聞く〜消費者に信頼されるエネルギーに期待
「LPガスが信頼され、選ばれるエネルギーになるように、一丸となって努力し続けることが必要」と話す岡村企画官
 低炭素社会の実現に向け、国のエネルギー政策が大きく変化している。平成21年度にエネルギー供給高度化法が制定され、石油代替エネルギー法が改定されるなど、流れは「非化石」へシフトしている。一方で、6月に閣議決定したエネルギー基本計画では、「LPガスは分散型エネルギー供給源で、災害時対応にも優れ、化石燃料のなかで比較的CO2排出が少ないクリーンなガス体エネルギーであり、重要なエネルギー源」と期待されているのも事実だ。“低炭素社会へ貢献するクリーンなガス体エネルギー”の特長を生かし、いかに消費者に選ばれるエネルギーとなるか、LPガス業界は今、何をすべきか。「ユーザーの安全・安心は、保安にとどまらず、価格や取引にもある」と指摘する、資源エネルギー庁資源・燃料部石油流通課の岡村雄治LPガス担当企画官に話をうかがった。(詳細はプロパン産業新聞2011年1月11日付で)
≪新春企画≫エネファームは業界復活の旗手〜「2万7000台」に向けた意識改革を
 「環境にやさしく、しかも省エネ」。そんな謳い文句とともに、一昨年、ついに一般販売を開始したエネファーム。家庭レベルで年間1dを超えるCO2削減を可能にするという環境性能は、まさに次世代のエネルギーシステムと呼ぶにふさわしいスペックといえる。折りしも、ハウスメーカーを中心とした創エネブームが巻き起こりそうな今年、LPガスで電気と熱を創るエネファームは、ガス消費量拡大にの旗手となる可能性を内包する。2011年をエネファーム元年に―。機器を取り巻く最新情勢などから、本格普及の足がかりを探る。(詳細はプロパン産業新聞2011年1月11日付で)
平成23年度 LPガス関連予算案/産業部門・LPG燃転補助に5.5億円
エネファームは1台当たり105万円

 政府は昨年12月24日、平成23年度政府予算案を閣議決定した。経済産業省分は一般会計が3506億円、平成22年度予備費及び補正予算による措置を含めると、計8016億円となり、前年度当初比3906億円増(95%増)。エネルギー対策特別会計は、7356億円で同418億円増(6%増)となり、エネルギー需給勘定では、5419億円(同533億円増)を計上した。これは、地球温暖化対策(エネルギー起源CO2排出抑制対策)を中長期的に強化していく観点から、平成23年度10月から導入される「地球温暖化対策のための税」による増収見込額(約350億円)を大幅に上回る増額となっている。
 なお、LPガス関係予算では、地球温暖化対策税導入に伴う措置として「産業部門等におけるLPガスへの燃転補助」は概算要求時3億円から5・5億円、「構造改善支援事業」は概算要求時3億円から5・5億円とそれぞれ増額された。(詳細はプロパン産業新聞2011年1月11日付で)
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