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◆プロパン産業新聞 2010年10月19日・第2533号
あんしん高度化研/製品事故撲滅へ新たに安全目標設定
全メーカーで「BF式風呂釜」高度化

 日本ガス体エネルギー普及促進協議会(コラボ)などで組織する、あんしん高度化ガス機器普及開発研究会は2日、東京・港区の航空会館で第7回会合を開催し、「平成32年を目標に家庭用ガス機器における重大製品事故の撲滅を目指す」とした安全目標を新たに設定。目標達成に向けたガス機器製品の事故防止対策などの取り組み状況を説明した。安全目標では、さらに「お客さまの誤使用、関係事業者の不適切な作業等を防止。関係者と一体となった活動の強化」を打ちだしている。
 目標実現の課題として今後、普及が期待される環境型新製品(高効率ガス給湯器、家庭用燃料電池等)を含め、製品全般において安全面での機能整備の確実な実施すること。加えて、点検・買い替えの確実な推進や広報活動の強化などに重点的に取り組む考えだ。
 このほか、年間販売台数約13万台(平成21年実績)、市場に約200万台設置されている「BF式風呂釜」について、23年4月からすべてのメーカーで安全機能を一層向上させた新製品へモデルチェンジすることを報告した。搭載予定の安全機能は、@風呂消し忘れ対応(電子タイマー搭載)A冠水等による点火不良対応(立ち消え安全装置の作動時間短縮)Bシャワーやけど対応(熱湯遮断弁搭載)など。また、特定保守製品の対象外である屋外式ガス風呂釜、給湯器等は、経年劣化等による事故防止のため来年度より業界が自主的に点検を勧めるとし、点検要請に対応する体制を整備する。(詳細はプロパン産業新聞2010年10月19日付で)
LPG車1店1台キックオフ!
「Winning as one!」をスローガンに掲げた
 エルピーガス協会(JLSA)とLPガス自動車普及促進協議会は12日、東京・千代田区の九段会館でLPG車「1販売店1台運動」のキックオフミーティングを開催し、「Winning as one!」をスローガンに業界が一丸となってLPG車の導入促進を図っていくことを確認した。これは、同運動のスタートにあたり、昨年制定した「10月10日=LPG車の日」にちなんで、LPG車普及に挑む決意を業界が一丸となって結束を固めることが目的だ。(詳細はプロパン産業新聞2010年10月19日付で)
アストモス/第2回 トークコンテスト全国大会
約1000人を超える参加者から選ばれた、精鋭中の精鋭たち
 アストモスエネルギー(東京、久内幸二郎社長)は13日、東京・港区のニューピア竹芝ノースタワーで「第2回セキュリティサービストークコンテスト全国大会」を開催。ガラストップコンロ部門は、保安・営業3年6カ月の林和成氏(札幌アポロ石油)、エコジョーズ部門は営業3年3カ月の大宮美咲氏(山形酸素)が優勝を勝ち取った。
 選手はアストモスグループの地区予選を勝ち抜いた12人。地区推進会に参加した234人、またそれぞれの会社の事業所選抜までを含めると、約1000人を超える参加者から選ばれた、精鋭中の精鋭だ。競技要領は、セキュリティサービス終了後から1次提案・次回アポイントまでを、規定時間10分のなかでセールストークを競うもの。
 冒頭あいさつした福田満常務は、「アストモスグランプリの実績を見てもわかる通り、高付加価値商材の販売数は飛躍的に増加している。こうした商材は、LPガス業界に大きな変化をもたらしている。さまざまな利便性、省エネ性を兼ね備えた商材が、お客さまから感動、感謝の言葉をもらい、業界に大きな力を与えている」としたうえで、「太陽光、エネファームなどそれぞれの熱源やエコジョーズなどの周辺機器の性能を十分に理解し、個々の家庭に合った提案をすることが求められる時代になった。これは、ますますやりがいのある面白い時代になったということ。時代の変化を見据えながら今後もアストモスアカデミーの内容をさらに充実させていきたい」とあいさつした。(詳細はプロパン産業新聞2010年10月19日付で)
神奈川県協/「倫理綱領・自主行動基準」制定
適正取引実践を宣言

スローガン唱和で決意表明
 神奈川県エルピーガス協会(古川武法会長)は8日、横浜市の神奈川県民ホールにおいて臨時総会を開催し、消費者の利益を守ることを前提に、安定供給、適正な取引など倫理にかなった業務遂行を推進する同県協独自の「倫理綱領・自主行動基準」を制定した。またあわせて、これらの実践を広く内外へ宣誓する業者決起大会も開催。「“企業倫理の確立を”神奈川からの挑戦」と銘打って、不適切な勧誘行為などによる消費者被害の撲滅を図っていく決意を表明した。
 これまで同県協では、平成9年に業界の健全な発展を阻害する無謀な顧客切り替え阻止と業者間の公正な競争を促進する「顧客切り替えに関する基本ルール」を全国に先駆けて策定し、実践に取り組んできた。しかし最近では、不適切な勧誘行為が業者間の問題だけにとどまらず、消費者をも巻き込んだトラブルとして深刻化している。
 同県協が設置する「LPガスお客様相談窓口」に寄せられた昨年度の相談件数は1824件(前年比600件増)で、これは平成13年度から9年連続して全国1位という、不名誉な記録となっている。そのなかで切り替え勧誘に係る相談については、全体の61%を占める1113件。加えて県内消費生活センターの苦情件数での、訪問販売において商品・役務の第3位(21年度上期)となるなど、その件数は増加の一途をたどっている。
 さらに、昨年度に同県協が計6回開催した「消費生活相談員との意見交換会」においては、業界の現状を正すには、まず業界自身が自浄作用を発揮する必要があるとの指摘を得ている。
 そこで今回、消費者から業界への信頼を取り戻すための行動の指針として「倫理綱領」を定めたうえで、その具体的行動取り組みとなる「自主行動基準」を制定。「健全な競争原理に基づく勧誘行為そのものを否定するものではない」としたうえで、消費者の視線に立ち、業界から消費者への約束として公表し、順守していく考えだ。こうした規準づくりについて、経産省石油流通課の担当官からは「法律を守れば何をしてもよいというわけではないから必要である」との見解を得ているとした。(詳細はプロパン産業新聞2010年10月19日付で)
キグナス液化/本社ブロック講習会
 キグナス液化ガス(東京、石澤精三社長)は8日、東京・千代田区のコンファレンススクエアエムプラスで「平成22年度キグナスプロパン会本社ブロック講習会」を開催、およそ70人が参加した。
 当日は、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)石油規格調査部の井原賢氏が「世界のシェールガス資源開発動向」、岡谷酸素営業部空調設備課太陽光発電システム担当の秋山穂高氏が「太陽光発電システム販売と施工のポイント」、八日市場ガス代表取締役社長の鵜沢宜広氏が「家電販売で、生涯顧客づくりに挑戦」の演題でそれぞれ講演。世界の天然ガス市場を一変させた非在来型ガスの台頭が、我が国のLPガス市場に及ぼす影響を考察したほか、急速に拡大するエネルギーの非化石化のなかで、事業をどう成長させていくかに焦点をあてた。(詳細はプロパン産業新聞2010年10月19日付で)
マルエイ/長良営業所オープン〜W発電提案の拠点に
 マルエイ(岐阜市、澤田栄一社長)は7日、長良営業所(岐阜市長良福光西3―1―13、塩谷佳易所長)をリニューアルし、同営業所にてオープニングセレモニーを開催した(一部既報)。
 新たな事業所の建設コンセプトは「GAS ECO HOUSE」で、消費者にエネファーム+太陽光発電のW発電住宅の提案を実感してもらうとともに、屋上緑化、LED照明(1階)、ガス空調システムも取り入れ、地球環境にやさしく、省エネ住宅を可能とするための「ガスエコハウス」とする。
 同社ではすでに太陽光発電システム(京セラ製)や水宅配事業(カリメラの水)に取り組んでいるが、新事務所ではこれらに加え、エネファームやさまざまなエコ商品を提案できる営業所づくりを目指している。(詳細はプロパン産業新聞2010年10月19日付で)
高知県協 配送コンテスト/系列を超えて10社が参加
 高知県エルピーガス協会(山田賢二会長)は9日、高知市の伊丹産業高知工場で、保安のレベルアップ等を目的に第3回配送コンテストを開催した。卸事業者や配送センター10社が参加し、最優秀賞には高知日商プロパンの濱町裕介氏が選ばれた。
 山田会長はあいさつで「配送コンテストは全国各地で行われるようになっているが、当協会では系列を超えて取り組んでいる。年々レベルアップしており、配送業務を通じて、業界のイメージアップにつなげてほしい」と述べた。
 協力会社としてあいさつした、松井貞雄伊丹産業高知工場長は「コンテストでは作業の的確性やマナーを重視しており、好成績を期待している」と述べた。
 同コンテストは、参加者の配送車両を用いて、容器の車両への運搬、車両の所定場所への移動、消費者へのあいさつを含めて競技時間25分(超過は失格)で行った。コンテストの模様は、各社の配送員や四国の各協会専務理事らも見学。また、地元テレビでもニュースとして放送された。(詳細はプロパン産業新聞2010年10月19日付で)
伊丹産業加古川工場/最新機器のリースをPR
 伊丹産業(兵庫県伊丹市、北嶋一郎社長)加古川工場は10日、兵庫県加古川市の加古川市民会館で最新ガス器具の展示会「大感謝祭」を開催した。
 来場者数約300人、売上は約300万円。
 加古川工場では毎年、春には高砂市の生石研修センター会場で、秋には同会館で展示会を行っている。今回は、同社が本格的に取り扱いを始めた太陽光発電システムや最新ガス機器のリース販売を紹介した。
 リース販売は、ガラストップコンロ、エコジョーズ、ハイブリッド給湯器エコワン、レンジフードを取り扱い、最大8年まで契約ができる。リース期間中の修理は無料保証で、リース期間が過ぎた後の所有権はユーザーのものとなる。
 なかでもレンジフードは、取り替えができることが消費者にあまり認知されておらず、展示会では、来場者に取り替えができることや便利なコンロとの連動タイプがあること、リースでの購入が可能なことを説明した。(詳細はプロパン産業新聞2010年10月19日付で)
桂精機技術交流会
「低炭素化」をリードする ガスの利用促進を提案

 桂精機製作所(神奈川県横浜市、丸茂等社長)は、今年で12回目を迎える「桂技術交流会2010」を、神奈川県綾瀬市の同社神奈川工場で、68社、125人が参加して開催された。ガス体エネルギーによる環境・省エネ対策をメーンテーマとした今回は、昨年を大幅に上回る参加者となった。
 丸茂社長の開会あいさつと講演のあと、3班に分かれて各種バーナー燃焼テストが実見できる工場見学が行われた。(詳細はプロパン産業新聞2010年10月19日付で)
静岡県協/3支部合同で講習会
「95万世帯の利用者を守る」

 静岡県エルピーガス協会(安本弘幸会長)は13日、静岡市の静岡市民文化会館で、東部、中部、西部の3支部合同による平成22年度第1回支部別講習会を開催した。
 講習会に先立ちあいさつした安本会長は、「現在、静岡県の世帯数は約150万世帯で、そのうち実に約7割の約95万世帯がLPガスを利用している。そういう意味でも我々の社会的責任は大変大きいものがある」として、「安心・安全という責任ある業界として、協会では消費者の保安を確保するため、各種資格取得や保安業務をはじめ数多くの講習を実施し、参加をしていただいている」と報告した。
 また、公益法人制度改革の対応については、「これまでの協会組織をはじめ、諸事業についても根本的に改革していかなければならない。これらは執行部、理事、会員の皆さんの協力がなければできない。今後も一層の理解を賜りたい」と協会一丸での協力を要請した。(詳細はプロパン産業新聞2010年10月19日付で)
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