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◆プロパン産業新聞 2010年4月20日・第2507号
JGE、初のCRUISE2010「飛躍の基礎固めの年に」
「JGE会」販促と連携強化
 ジャパンガスエナジー(東京、和泉潤一社長)は13日、東京・港区の同社本社で記者会見し、販売促進策「JGE CRUISE(クルーズ)2010〜最強のパートナーシップを目指して〜」を発表した。JGEとしては初めてとなる「CRUISE」は、昨年発足した特約店会「JGE会」との共存共栄を強く意識し、会の活動の充実と歩調を合わせた販促活動として、積極的に展開していく方針だ。昨年度に引き続き、経営者研究会、ニューリーダー会、トークコンテストなどを主要行事として実施するほか、新たに「CO中毒事故撲滅キャンペーン」「LPガス増産を見据えた燃転活動」「LPG車の導入促進」などの活動も加えられた。(詳細はプロパン産業新聞2010年4月20日付で)
日団協、「涼厨」の見学会・研修会開く
輻射熱が低く、機器の表面温度も熱くないことなどを体感
 日本LPガス団体協議会は14日、東京・荒川区の東京ガス千住テクノステーションで「涼厨(すずちゅう)」見学会・研修会を開催した。
 これまで日団協需要開発委員会では、LPガスの需要に係る各種見学会を行ってきたが、今年度は業務用厨房機器として脚光を浴びている「涼厨」の見学会・研修会を実施した。
 厨房を涼しくするガス厨房機器シリーズとして注目を集める「涼厨」。従来の厨房では、機器表面の熱と燃焼排気が厨房内の温度を上昇させていたが、「涼厨」では空気断熱層を設けることで輻射熱をカットし、同時に集中排気により燃焼排気が厨房内に拡散するのを防止。これにより厨房内の温度上昇を効果的に抑えることができるのが特徴だ。機器表面温度が低いため火傷の心配もなく、煮こぼれしても焦げ付きが少ないため簡単清掃で衛生的。さらに換気・空調設備を増設することなく、機器を入れ替えるだけで設置できるなど多くのメリットもある。
 見学会では、テクノステーション内に設置された「涼しい厨房機器体感ルーム」で、「従来厨房機器」と「涼厨機器」を比較。「涼厨」による厨房環境改善効果の説明を受けたあと、参加者は「涼厨」の前に立ち、輻射熱の低さや、実際に手で触れて表面温度を確認するなど、涼しい厨房の効果を体感した。(詳細はプロパン産業新聞2010年4月20日付で)
日協  クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助事業 5月6日から申請受付開始
 日本LPガス協会は、国から補助金交付を受けて実施する22年度の「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助事業」(省エネルギー型LPガス自動車導入促進事業、LPガススタンド設置促進事業)の申請受付を5月6日から開始する。申請書及び申請の手引きは、日協ホームページ(http://www.j-lpgas.gr.jp/support/index.html)でダウンロードするか、日協技術グループ(03―3503―5741)まで資料請求のこと。
 省エネ型LPG車導入促進事業は、申請期間が第1期5月6日〜7月30日、第2期8月2日〜11月30日、第3期12月1日〜23年2月28日としているが、申請受付は先着順で、昨年は受付開始初日で予算額の2億円に達しており、第2期以降の受付を停止している。このため、本年度も同様の申請状況になる可能性もあり、注意が必要だ。(詳細はプロパン産業新聞2010年4月20日付で)
TOKAIグループ「葵タワー」竣工
静岡駅前のランドマーク「葵タワー」
 TOKAIグループ(静岡市、鴇田勝彦会長)は9日、静岡市葵区紺屋町に静岡駅前再開発事業として建設が進められてきた「葵タワー」と、同タワー内にオープンしたTOKAIグループの結婚式場「グランディエールブケトーカイ」が竣工したことから、完成祝賀会を開催した。小島善吉静岡市長をはじめ政官界・財界など各界から約800人が参集、盛大に完成を祝った。
 JR静岡駅前の1等地に、地下2階地上25階建て、高さ125bで完成した「葵タワー」は、静岡駅前再開発事業として平成18年5月に再開発組合の認可を受け、19年7月から工事を進めてきたもの。静岡市の新名所として市民交流の場になりそうだ。
 葵タワーの総事業費は約230億円、補助金等約80億円、全体敷地面積6490平方b、ビル敷地面積4924平方b。TOKAIグループは、全体床面積の約61%を取得、賃貸事業の大きな柱としていく。(詳細はプロパン産業新聞2010年4月20日付で)
那覇総合ガス、沖縄にW発電システム第1号
屋上には三洋電機製の太陽光発電システムを設置
 那覇総合ガス(那覇市、平良政順社長)は家庭用燃料電池「エネファーム」と太陽光発電システムを併せた「W発電システム」を沖縄県内第1号として、得意先の座安さん宅(那覇市)に設置した。
 座安さんは、夫婦と母、子ども3人の6人家族。鉄筋コンクリート3階建ての住宅1階に、新日本石油製のエネファーム(出力0・75`h)を設置。屋上に三洋電機製の太陽光発電システム(容量1・89`h)のパネルを設置した。
 省エネの重要性、自然エネルギーの積極的な活用など社会が求めるニーズが急速に高まるなか、「県内での実証実験において、エネファームによる家庭でのCO2削減に一定の効果が認められたことで、今回の一般家庭への設置に踏み切った」と経緯を話す平良社長。
 今後、データをもとに、W発電の良さと経済性、環境の両面で自然エネルギーとLPガスのマッチングの良さをアピールしていく考えで、「一定期間の新データを取得し、旧システムとの比較をしたあと、現地での見学説明会の開催や、ホームページでの案内なども予定している」とPRにも力を入れていく方針だ。(詳細はプロパン産業新聞2010年4月20日付で)
パロマフェア2010開幕 
 「人と環境にやさしいガスライフ」をテーマに、パロマフェア2010が8日、名古屋会場(名古屋市、ポートメッセなごや)を皮切りにスタートした。全国11会場で開催される。同フェアは、1960年に「パロマガス展示会」として始まってから今年で50年の節目を迎えた。
 名古屋会場で来場者を出迎えた同社の小林弘明社長は「これも諸先輩方が作り上げてこられた業績の賜物だ。現在エネルギー業界はさまざまな意味で大転換期を迎えており、当社もソーラーハイブリッドエコジョーズなど、時代のニーズに対応できる商品を開発し、市場に送り出している。今後もさらに、皆さまのご期待にお応えできるよう、新たな歴史をつくっていきたい」と述べた。
 今回のフェアの目玉は、今年7月に発売予定の「ソーラーハイブリッドエコジョーズ」で、既存のガス顧客の給湯器リプレイスや、他燃料からの燃転の促進を図ることが期待されている。フェア会場でも、機器本体や給湯システムのパネルなどが展示され、来場者の注目を集めた。(詳細はプロパン産業新聞2010年4月20日付で)
伊丹産業西脇工場が7社合展
調理ではグリルを使う人が増え、オートグリルが人気に
 伊丹産業(兵庫県伊丹市、北嶋一郎社長)西脇工場は10、11日、兵庫県西脇市の西脇市民会館で販売店7社と合同展示会・大感謝祭を開催、378組が来場し、売上は820万円であった。
 ガスコンロの販売では、普及価格帯の商品を目玉商品として限定数を設けたが、オートグリル機能を搭載したグレードの高い商品の売れ行きがよく、当日売りを含めて41台販売した。
 高齢者からはビルトインコンロを楽な姿勢で使いたいとの要望があり、リンナイの新商品「ユーディア・エフ」を提案し、成約につなげた。ハーマンの最高級ガス卓上コンロ・スタイリッシュブリンクもデザイン性から関心が高かった。
 このほか、エコジョーズ9台、システムキッチン1台、システムバス1台、シャープ・液晶テレビアクオス4台などを販売した。
 参加販売店は、林繁一商店、清瀬石油店、笹倉石油、三益商会、オオヤマ、藤本商店、JAみのり。(詳細はプロパン産業新聞2010年4月20日付で)
ECO・NET・奈良、エコライフキャンペ表彰式
 奈良県内に拠点を置くガス事業者とガス機器メーカーが共同で参画するガスユニット「ECO・NET・奈良」は1日、同県田原本町の田原本青垣生涯学習センターで、エコライフキャンペーンの表彰式とキックオフを開催した。
 平成21年のキャンペーンには、松倉商事(大和高田市)、西井商店(奈良市)、福井商会(同)、加藤商会(同)、三和石油ガス(桜井市)、オケタ石油(大淀町)とリンナイ奈良営業所(田原本町)が参画した。期間は4月から9カ月間。高効率コンロリース、エコジョーズ、暖房機能付給湯器の3つの販売部門を対象に、個人(社員)別、会社別に目標販売台数を設定し、目標達成者を表彰した。
 受賞者は次の通り(敬称略)。
 【高効率コンロリース】個人の部=@成田芳和(松倉商事)A大津永嗣(同)B松原輝人(西井商店)、井田幸二郎(同) ▽会社の部=@松倉商事A西井商店
 【エコジョーズ】個人の部=@坂田勝彦(西井商店)A松原輝人(同)B竹内健児(松倉商事)、角谷誠彦(同) ▽会社の部=@西井商店A松倉商事
 【暖房機能付給湯器】個人の部=@松田拓也(福井商会)、大津永嗣(松倉商事)、山本忠史(オケタ石油) ▽会社の部=@オケタ石油(詳細はプロパン産業新聞2010年4月20日付で)
東邦液化ガス 22年度事業計画
エネファーム50台を計画
 東邦液化ガス(名古屋市、梅村幸治社長)の梅村社長は9日、名古屋市の今池ガスビルで記者会見し、平成22年度の事業計画を発表した。
 これによると、22年度は顧客数で対前年度(実績見込み)比2・4%増の32万4000件、販売量で同2・0%増の40万3000dを計画。親会社である東邦ガスとの連携により、営業力強化、保安体制、顧客サービスの向上を図る。
 エネファーム(LPG仕様)は現在18台設置し、今年度は50台設置を目指す。エコウィルは昨年度で90台を設置しており、この実績を踏まえ、今年度は太陽光発電との「W発電(エネファーム・エコウィルとの組み合わせ)」や、太陽光+エコジョーズのセット販売に注力する。(詳細はプロパン産業新聞2010年4月20日付で)
鉄鋼価格 大幅上昇 容器業界相次ぎ値上げへ
 LPガス容器業界は、鉄鋼メーカーから原料の鋼材価格の大幅値上げ通告を受けて苦境に陥っており、5月1日以降、それぞれ現行価格の10%程度値上げする。
 溶接容器の主要資材となる鋼材価格は、ここ1年余りは比較的安定していたが、原料の鉄鉱石価格について鉄鋼大手の新日鐵と、ブラジルの資源大手ヴァーレの交渉が、前年比90%の高値で暫定合意したのを受け、溶接容器用高張力鋼の値上げを容器各社に通告してきた。LPガス用容器のメーカー生産数量は、平成3年に年間358万3000本の実績を上げて以降、年々減少傾向にあり、平成20年は168万8557本、平成21年は136万本と縮小気味。そこにきての鉄鋼大幅値上げであり、容器各社は製品の値上げに踏み切らざるを得なくなった。
 2010年度積み鉄鉱石の価格交渉は、3月29日、新日鐵と韓国のPOSCOが、ブラジルの資源大手ヴァーレとの間で前年比90%の高値で合意した。この原料の鉄鉱石値上げを受けて、鉄鋼メーカーは国内の鋼材ユーザーに対し値上げを通告、しかも従来の年間契約から「四半期ベース」の値決めに移行する強気の鋼材値上げを打ち出しており、鋼材ユーザーは値上げを受け入れざるを得ない状況にある。
 国内鉄鋼メーカーからのLPガス用高張力鋼の価格改定幅は、4〜6月の第1四半期から20%前後の値上げとなる。
 容器メーカーは今回一般の溶接容器の値上げを5月1日から実施したい意向だが、バルク貯槽についても値上げの方向で検討を始めている。(詳細はプロパン産業新聞2010年4月20日付で)
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