TOPページへ⇒ ニュースのページへ⇒ |
◆プロパン産業新聞 2009年11月17日・第2485号 |
CO警報器 設置基準策定を 山口県CO事故原因調査委、再発防止策まとめる |
6月2日、山口県美祢市のホテルにおいて、修学旅行のため滞在していた小学校の一行ら22人が病院に搬送され、うち1人の学校随行カメラマンが死亡するというCO中毒事故の発生を受けて、原因究明・再発防止策を検討していた「山口県における液化石油ガス一酸化炭素中毒事故原因調査・再発防止検討委員会」(座長・土橋律東京大学大学院教授)は6日、第3回会合を開催し、これまでの議論を踏まえた安全・再発防止策をまとめた。 再発防止策では、「CO警報器の設置基準・ガイドラインの策定」「CO検出機能を搭載した業務用ガス温水機器のJIS制定」など機器に関するもの。また、事故原因の一つに「煙突に蓋がされていた」という要因が推定されるなど、特異な事故であったことから、「施設管理者の安全意識向上につながる周知活動」や、「機器メンテナンスの契約締結の促進」にまで言及している。(詳細はプロパン産業新聞2009年11月17日付で) |
液石保安課・ガス安全課がCO事故防止へ 厚労省、国交省に協力要請 |
原子力安全・保安院液化石油ガス保安課、ガス安全課は6日、「ホテル・旅館等の施設におけるボイラーのCO中毒事故の防止」に関する注意喚起の協力要請について、関係省庁(厚生労働省健康局生活衛生課、国土交通省観光庁観光産業課)に文書を発出した。 6月2日に山口県美祢市のホテルにおいて、修学旅行のために滞在していた小学校の一行ら22人が病院に搬送され、うち1人の学校随行カメラマンが死亡するという、CO中毒が発生。保安院では事故原因調査・再発防止検討委員会を立ち上げ全国緊急調査を行うなど議論してきたが、このたび、同委員会の検討を踏まえ、ホテル・旅館等の管理者に向け、改めて注意喚起を行うことにしたもの。(詳細はプロパン産業新聞2009年11月17日付で) |
JLIA創立40周年記念式典 |
「安全への道」さらに前進 日本エルピーガス供給機器工業会(JLIA、矢崎裕彦会長)は10日、創立40周年を記念して、東京・港区のグランドプリンスホテル高輪・国際パミール館で記念式典を開催した。 矢崎会長は「安全への道」をたどってきたこの40年を振り返り、次の50年は新たな気持ちで安全・安心の確保に取り組む決意を込め、「いまや時代はダイナミックに変化している。多種多様な黒船が来航するだろう。民主党のオバマ大統領は、大統領選で“チェンジ”を掲げ当選、日本も明治維新で劇的にチェンジした。この厳しい環境下、再度“チェンジ”の精神で安全・安心を届ける工業会活動を実践していく」と述べた。(詳細はプロパン産業新聞2009年11月17日付で) |
経産省、新エネルギーの組み合わせモデル実証へ初会合 |
経済産業省は13日、「次世代エネルギー・社会システム協議会」を立ち上げ、第1回会合を開催した。同協議会は、新エネルギーの大量導入と電力の安定供給など、低炭素社会への対応を検討するためのプロジェクトチーム。 メンバーは、省エネルギー・新エネルギー部を事務局とし、電力ガス事業部、産業技術環境局など省内横断的に各部局が参加。加えて、省内の各研究会などの委員を務める有識者7人で構成。 初回会合では、年内の中間報告に向け、検討課題の整理や、省内7つの関係研究会が状況報告を行ったうえで、各委員が意見交換した。 近藤洋介経産大臣政務官は、「省内にあるさまざまな研究会をひと塊りと捉えた協議会を、温暖化対策の柱にしたい」としたうえで、「提案の時代は終わり、実行の時代に入った」と期待を述べた。(詳細はプロパン産業新聞2009年11月17日付で) |
急増するエコキュート、約2年で100万台増 |
電気事業連合会の森詳介会長(関西電力社長)は11日、エコキュートの累計出荷台数が200万台を突破したと発表した。 記者会見で森会長は、20年の温室効果ガス90年比で25%削減するという中期目標の達成に向け、需要サイドからは、ヒートポンプなどの高効率機器や電気自動車の普及拡大に、業界をあげて最大限取り組んでいるとしたうえで、「需要サイドの切り札であるエコキュートの累計出荷台数が、10月末に200万台を突破した」と報告した。 8年前に販売を開始したエコキュートは、少人数世帯用の省スペースタイプや、床暖房にも利用できる多機能タイプなどが開発されたこともあり、07年9月に100万台を突破。約2年で100万台を上乗せした計算だ。今後も積極的にPRを行い、20年度までに累計出荷台数1000万台を目指すとしている。 また、東京電力では、エコキュートにソーラーシステムを組み合わせて太陽熱も効果的に利用するエコキュートを開発し、来年2月から販売を開始する予定で、太陽光発電の普及拡大と併せ、さらなる普及加速が予想される。(詳細はプロパン産業新聞2009年11月17日付で) |
新日石 21世紀のエネルギーを考えるシンポ 25%削減へ「プラチナシティ」を提案 |
新日本石油(西尾進路社長)は9日、第14回21世紀のエネルギーを考えるシンポジウム「これからの家庭のエネルギー・自動車のエネルギーを考える〜持続可能な低炭素社会への道すじ〜」と題したシンポジウムを、東京・千代田区の東京国際フォーラムで開催した。 冒頭、同シンポジウム実行委員長の渡文明新日本石油会長は、人類共通の課題である温室効果ガスの削減・抑制に向け、世界各国は環境ビジネスを成長分野として位置付け、投資の促進や新規技術・商品等の開発を積極的に展開している。新日石グループとしても、「総合エネルギー企業グループ体制」の確立を事業の基本戦略に掲げ、自動車エネルギーについては、バイオガソリンの市販開始や電気自動車・燃料電池車へのインフラ整備に取り組んでいる。一方、家庭用エネルギーについては、エネファームや太陽電池、蓄電池を中心とする住宅用総合エネルギーシステムの開発・販売など、環境に優しい新エネルギービジネスを展開しているとした。(詳細はプロパン産業新聞2009年11月17日付で) |
浅野産業グループ山陰地区の初拠点 「山陰エネルギー」設立 |
浅野産業(岡山市、浅野益弘社長)は、島根県東出雲町内に建設を進めていた新会社「山陰エネルギー株式会社」が事業を開始したことから、お披露目を兼ねた竣工式を10月29日、現地で行った。 新会社は、浅野産業グループ初の山陰地区の拠点として、敷地面積1863平方bに、鉄骨造平屋建て床面積185平方bの社屋と容器置場を建設。事務所内を全面床暖房にした。 LPガス販売店として運営し、米子や松江などの中海圏が対象エリア。荒木陸夫取締役が社長を兼務する。(詳細はプロパン産業新聞2009年11月17日付で) |
ネクスト・ワンがフェア エコと省エネを提案 |
ネクスト・ワン(兵庫県加古川市、宇田川隆社長)は1日、2日、加古川市の本社敷地でトータルフェア2009を開催した。 昨年秋以降の不況から展示会の趣旨を見直し、同フェアを「エコロジーと省エネルギーを提案する場」と明確化。また、従来、周辺地域からの来場もあった感謝祭から、「顧客を優遇し売上につなげていく」という原点にかえり、動員目標は2000人(昨年7000人)とした。売上目標は、9月から11月末までのセール期間で5億円。 宇田川社長は、「開催テーマに、社内募集で採用した『私たちは未来を救うエコイストです』を掲げ、環境に配慮した商品や設備を充実させた。エコロジーと省エネについて取引先との価値観の共有をめざし、問題の解決と業務の向上に役立ちたい」とした。(詳細はプロパン産業新聞2009年11月17日付で) |
富山サンリン会が環境重視「大感謝祭」 |
太陽光発電システムに注目 富山サンリン(富山市、勝俣武房社長)の特約店組織である富山サンリン会(和田明会長、千里プロパン販売社長)は7日と8日、富山市八尾町の八尾コミュニティーセンターで、今年で7回目となる「大感謝祭」を開催した。「環境に配慮」をテーマに、新たに設けた太陽光発電コーナーに来場者の注目が集まった。 同会会員各社が「お客さまに、日頃からのご愛顧に感謝して、イベント(大抽選会、ビンゴ大会、子ども向けイベント等)を楽しみながら最新型ガス器具に触れていただく」(和田会長)をコンセプトに毎年開催しているが、今年は新たに目玉企画として、太陽光発電システム(長州産業製)と各種リフォーム(ユニットバス、システムキッチン、トイレほか)コーナーを加えた。(詳細はプロパン産業新聞2009年11月17日付で) |
≪WLPGリオ・デ・ジャネイロ大会視察報告≫ LPGの可能性 世界に発信 |
10月8、9日の2日間、南米・ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ市で、第22回世界LPGフォーラムが開催され、本紙では会議への参加をはじめ、同国最大のLPガス企業・ウルトラガス社の視察など、同国に日本代表視察団(団長・入谷孝裕鈴与商事社長、一行28人)を派遣した。同時開催のガス設備展示会には、日本から伊藤工機が出展した。日本から1万9000`、BRIC‘Sの一角を担い、今回の会議開催地であるリオ市で、2016年に夏季オリンピック開催が決定し、熱気を帯びるブラジルでの視察内容をお伝えする。(詳細はプロパン産業新聞2009年11月17日付で) |
LPガス安全・安心・ソリューション展 大阪会場 保安高度化、環境問題テーマに22社が出展 |
NPO法人LPガスIT推進協議会(直江重彦代表理事、中央大学教授)は6日、兵庫県伊丹市の伊丹シティホテルで「LPガス安全・安心・ソリューション展大阪会場」を開催した。同展は安全装置付燃焼機器の普及促進、販売事業者の保安体制の強化、付加価値サービスの提供、配送効率の向上などを目的に、業界に携わるさまざまな企業が一堂に会しての横断的な展示会で、今年で3回目。9月の東京会場に次いで開催した大阪会場では、保安の高度化をテーマに集中監視システムや最新型マイコンメータなどを、環境問題をテーマに燃料電池・エネファームや省エネ給湯器・エコジョーズなどを、22の企業・団体が出展した。(詳細はプロパン産業新聞2009年11月17日付で) |
TOPページへ⇒ ニュースのページへ⇒ |