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◆プロパン産業新聞 2009年6月23日・第2464号
日協総会 28代会長に古薗雅英氏 LPガスの未来像描く「中長期展望」策定へ
 日本LPガス協会(久内幸二郎会長)は17日、定時総会を開催した。議事では20年度事業報告、21年度事業計画などを原案通り承認したほか、任期満了に伴う役員選任では、第28代会長に古薗雅英コスモ石油ガス社長、副会長(企画委員長)に中村雅仁新日本石油常務及び佐藤雅一三井丸紅液化ガス社長を選任。久内会長は常任理事として技術委員長に就任した。
 総会後に会見した古薗新会長は、エネルギー間競争が激しさを増すなか、京都議定書の第一約束期間が始まっており、中期削減目標は業界の重要なテーマであるとしたうえで、「LPガス業界としても、低炭素社会の実現に向けCO2排出量削減に貢献しながら、高効率給湯器、LPガス自動車の普及に加え、燃料電池など新たな技術やシステムを通じて業界発展を目指していく必要がある」と方向性を示唆。今年度の最重点課題としてあげている「中長期展望の策定」のなかで、LPガス業界のあるべき未来像を示すとともに、実現に向けたアクションプランを示していくとした。(詳細はプロパン産業新聞2009年6月23日付で)
日液協総会、新会長に橋本宏氏
 日本液化石油ガス協議会(澤田榮治会長)は18日、港区の虎ノ門パストラルで第23回定時総会を開催し、澤田会長の辞任に伴い新会長に橋本宏副会長(橋本産業会長)を選任したほか、副会長に川本武彦サイサン社長、野田政博マルエイ副社長を新任し、副会長5人体制で運営していくことを決め、澤田会長は顧問に就任した。
 総会後の懇親会であいさつした橋本新会長は、「我々は消費者の安全・安心を守っていくことを最大の目的としている。日液協は経済産業省の直轄の機関であり、会員の皆さんは、各地域で有力企業として、業界のリーダー的な立場である。保安なくして販売なしという精神で、さらなる保安の高度化を進めていかなければならない」と、さらなる保安への取り組みを要請し、「自覚をもって保安の重要性を認識し、努力を積み上げていこう」と話した。(詳細はプロパン産業新聞2009年6月23日付で)
エルピーガス振興センター、新理事長に佐藤雅一氏
 エルピーガス振興センター(加藤徳生会長)は16日、港区の琴平タワーでプレス懇談会を開催し、20年度事業報告、21年度事業の進捗状況及び12日の理事会で加藤理事長の後任として三井丸紅液化ガスの佐藤雅一社長を選任したことなどを報告した。
 23日付けで新理事長に就任する佐藤社長は、LPガスが置かれている立場・現状というのは決して、安穏としている状況ではないとしたうえで、「振興といった意味からも、LPガスの良いところをより強く引き出し消費者に理解していただくことが重要。残念ながら電力・都市ガスのように派手なCMをうつことはできない。地道にコツコツと、LPガスが化石燃料のなかでは、LNGと同じようにクリーンであること。災害時等を含めいろいろな面で使い勝手がいいとか、備蓄にしても、基地から放出すればローリで必要な場所に運搬してつなげればすぐに使用できる点など、業界では当たり前の話でも、消費者が知らないことなどを、強くアピールしていく」と話した。(詳細はプロパン産業新聞2009年6月23日付で)
山小屋等「特則」承認へ パブコメ
質量販売の「保安基準・販売基準」を明確化
 原子力安全・保安院液化石油ガス保安課は、山小屋等に対するLPガス販売方法等の特則承認について、25日までパブリックコメントを実施している。
 これは、「液石法施行規則第17条の規定に基づく特則承認に関する審査等(内規)」に対するもの。背景としては近年、登山者等が利用する山小屋においてLPガスの漏洩・爆発事故やCO中毒事故が発生し、死者も出ている。こうした山小屋等の施設は、その所有者・管理者だけでなく、不特定多数の第三者が利用することから、とくに保安確保のための具体的な要件を示したうえで質量販売を認めることが求められている。充填容器の交換は、交換の都度、LPガス販売事業者が山小屋等に出向き作業することは困難であることから、山小屋等で従業員が実施しているのが現状だ。(詳細はプロパン産業新聞2009年6月23日付で)
≪緊急提言≫ 山口のホテルCO中毒事故 「CO警報器があれば助かった ! 」
 本紙既報の通り6月2日、山口県美祢市の山口秋芳ホテルで起きたCO事故は、修学旅行で訪れた小学生ら22人を恐怖の中毒事故に陥れ、同行のカメラマン一人が死亡するという惨事となった。
 CO事故防止については、これまでもかなり厳しく規制されてきているが、未だ根本的な解決には至っていない保安課題の一つ。今回の事故は、まさに起こるべくして起こった事故であり、その教訓は今後のCO事故防止対策に生かすようにして欲しい。(詳細はプロパン産業新聞2009年6月23日付で)
矢崎総業 「新型火災警報器」「防水型ガス栓」 21日から販売開始
 矢崎総業(東京、矢崎信二社長)は16日、港区の本社会議室で共同記者会見し、ガス販売事業者の顧客サービス強化に寄与できる機能を搭載した「新型火災警報器」と、光陽産業(東京、大山忠一社長)との共同開発による防水型「可とう管ガス栓」を21日から新発売すると発表した。会見には、矢崎総業からは本間芳雄執行役員ガス機器事業部長、佐野裕昭ガス機器事業部ガス企画部長、光陽産業から大山健二郎専務取締役、佐藤謙一東京営業所所長らが出席した。
 席上、本間部長は新製品の販売にあたって、火災警報器の市場ニーズの多くは10年交換タイプ・1年保証で、ホームセンター経由となっており、従来販売してきたガス警報器と同じ5年交換タイプでは実情に沿わなくなってきたと説明。5年保証・10年償却で、拡張機能として無線連動システムを備えた無線式住宅用火災警報器「煙キャッチャー」を発売することにしたと説明。
 本間部長は、「火元から離れた火災警報器も同時に警報音を発し、火元でなくても逃げ遅れを防止できる機能を有し、自宅の1、2階間だけでなく、了解さえとれれば近所同士での相互火災報知になり、火災延焼防止にも効果をあげている」と紹介。
 また、同社と光陽産業が開発した防水型亜鉛製ボール可とう管ガス栓については、「従来の可とう管ガス栓は、水がかかりやすい場所や湿度の高い場所に設置できず、そのため、過去には風呂場の下の方にガス栓が付いた状態で、水が浸透してガス栓劣化によるガス漏れ事故があった。それを踏まえ、ガス栓に水が浸入しないよう、防水型のガス栓を新発売する」と述べた。(詳細はプロパン産業新聞2009年6月23日付で)
ウィズガスCLUBシンポジウム 家庭レベルの低炭素化へ「快適」な省エネ策を提案
 住環境の一層の充実、整備を目的として、ガス事業者と住宅・設備機器関連の4団体で構成する「ウィズガスCLUB」は11日、東京・千代田区のベルサール九段で、「第4回ウィズガスCLUBシンポジウム」を開催した。今年のメーンテーマは「明るく元気なウィズガスライフ」。エネルギーを供給する側から、住宅や省エネの方向性について広範な話題を取り上げながら、豊かで潤いのある住まいや暮らし方をどう実現していくか、講演・パネルディスカッションを通じて提案した。(詳細はプロパン産業新聞2009年6月23日付で)
新潟県協創立55周年特集 新潟から発信!“災害にも強い”LPガス
 新潟県エルピーガス協会(五十嵐亮造会長)は、昭和29年11月の創立から55周年を迎えることから5月21日、新潟市のANAクラウンプラザホテル新潟で開催された平成21年度通常総会に続き、「協会創立55周年記念式典」を挙行した。同式典には森邦雄副知事、稲葉大和衆議院議員らも出席。協会に功労のあった役員、優良会員、従業員などを表彰。自主保安の確立と取引の適正化を推進し、エネルギー間競争に打ち勝つ業界となるとの宣言を唱和して、55周年記念の節目を祝った。(詳細はプロパン産業新聞2009年6月23日付で)
はちえき友の会総会 地域経済の発展がカギ 「顧客ニーズの変化に対応を」
 八戸液化ガス(青森県八戸市、大黒裕明社長)の傘下販売店や取引先等で構成するはちえきグループ友の会(壬生八十博会長)は12日、八戸プラザホテル・アーバンホールで会員ら100人が出席して、平成21年度定時総会を開いた。
 大黒社長は「補正予算が成立したが、景気回復の方向が定まっていない。我々は行政の力に頼るのではなく、自分たちで地域経済をどう好転させるかを考える必要がある」として、地域振興の取り組みの重要性を説いた。
 また、先日、八戸ガスと共同で新エネ機器やリフォームの展示会を開いたことにふれ、「競合する電化業界に比べてガス業界は、まだまだお客さまに対するPRが足りないと感じている。今後もこまめに続けていきたい。販売面では、ガスをガスとして売るだけの時代はそろそろ終わりで、当社も社内に新エネルギーの委員会を設け、間もなく立ち上げる」と述べ、ニーズの変化に対応して、新エネルギー事業に着手することを表明した。(詳細はプロパン産業新聞2009年6月23日付で)
「九州エルピーガス卸協」設立総会 新会長に遠藤恭介氏
地位を確保した団結を
 全国エルピーガス卸売協会九州地方本部は10日、福岡市のアークホテルロイヤルで「平成21年度通常総会」を開催した。
 流通3団体統合で、全国本部が解散したことによる九州地方本部の存廃については、任意団体だった旧組織の名称変更等、会則を一部変更する形で組織の存続を決定。新生「九州エルピーガス卸売協会」の設立が承認された。3団体統合を前提に、沖縄を含む九州地区のLPガス安定供給に努める方針。
 また、組織の継続を受けた役員改選では、権藤烈会長が退任を表明。後任には遠藤恭介氏(西部ガスエネルギー社長)が就く。その他新役員として、副会長に岩本憲明氏(エコア常務取締役)、理事に松元和泉氏(九州新日石ガス保安物流部長)、磯部哲二氏(西日本液化ガス小倉支店支店長)、秋吉力氏(山代ガス佐賀工場所長)、草場保氏(岩谷産業エネルギー九州支社エネルギー長崎支店長)が選任されている。(詳細はプロパン産業新聞2009年6月23日付で)
≪連載≫
LPガス事業者に消費者相談窓口から望むこと(7)
地域で安全・安心の担い手に
 多くのLPガス事業者が地域防災の担い手として、ボランティア活動に参加されている。地震などの災害時には、遠くの被災地まで駆けつけて救援活動をしているグループもあることを、一般の人たちにあまり知られていないのを残念に思っていた。(詳細はプロパン産業新聞2009年6月23日付で)
≪連載≫
ガス外収益への挑戦(最終回)
“生涯顧客”をつくる
 都丸雄司主任が挑んだ37日目の研修は、ロールプレーイングだった。パートナーをお客さまと想定して、お宅にうかがってから作業を完了して退出するまでを実演した。終了後、トレーナーから「自己採点をして下さい」と言われた。
 自分ではうまくできたつもりだったが、冷静に自己採点すると、まだ足りない点を感じた。「98点です」と答えると「残り2点は何が足りないのですか?」と問われた。「十分な笑顔で接していないことと、言葉がうまく出ていない点です」と答えた。「ではもう一度やって下さい」と言われた。これを、自己採点で100点になるまで繰り返した。
 次に、今度はトレーナーが採点した。すると「自己採点が高い時は、笑顔がいいですね。無理やり笑っていても、お客さまには不自然に映ります」と指摘された。(詳細はプロパン産業新聞2009年6月23日付で)
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