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◆プロパン産業新聞 2008年7月29日・第2417号
電気事業・都市熱市場監視合同会議 行政措置発動案件はゼロ 表面に出ない「紛争案件」懸念も
 総合資源エネルギー調査会電気事業分科会第5回市場監視小委員会及び都市熱エネルギー部会第4回市場監視小委員会は24日、合同会議を開催し19年度中に電気事業、ガス事業とも、市場監視小委員会における行政措置発動の適否に係る案件はなかったと報告した。
 ガス事業分野では、19年度中に一般ガス事業者の行為に対する相談事例は2件(申出者=LPガス事業者団体)あったが、両件ともガス事業法上の問題は認められないと申出者に説明し了承を得たとした。
 申出概要は、下水道工事業者が、LPガスを使用しているアパートに対する下水道工事の際に、アパートのオーナーに対し都市ガスに転換するよう勧誘し、その際の下水道工事の見積書に「ガス工事一式0円」と記載していたとの相談。
 対応は、事実関係を確認した結果、「ガス会社は下水道工事の見積書記載に全く関与しておらず、また、実際の都市ガス転換工事における内管工事費は需要家の負担となっていた」とし、ガス事業法上の問題は認められないとした。
 また、「ガス会社が、LPガスを使用しているアパートのオーナーに対し、不当に安い価格で給湯器を取り付けることを条件に、都市ガスに転換するよう勧誘した」との相談に対しては、事実関係を確認した結果、「規定に従って積算された工事費の見積額を需要家に呈示していた」とし、ガス事業法上の問題はないと判断している。(詳細はプロパン産業新聞2008年7月29日付で)
日連、保安高度化運動 19年度調査報告 燃焼器具等未交換数31.7万台 マイコンメータ設置率は99.7%
 日本エルピーガス連合会(川本宜彦会長)は、全国一斉LPガス保安高度化運動の一環として実施している「平成19年度燃焼器具・埋設管、安全機器普及状況等調査報告書」の調査結果(平成20年3月31日現在)をまとめた。
■燃焼器具・埋設管
 19年度の燃焼器具等未交換数は、31万7137台(湯沸器18万468台、風呂釜11万8496台、排気筒1万8173台)、埋設管点検の腐食測定の未実施施設数2万3037施設、腐食測定不合格施設のうち未改善施設数は1513施設となった。
 同運動は、安全機器の設置、各種機器の期限管理、老朽化設備の一掃、販売事業者の保安教育の徹底、一般消費者等の保安啓発活動等の事故防止対策により、LPガス事故の撲滅を目指し、LPガスがクリーンかつ安全なエネルギーとして国民の信頼に応えることを目的に、16年4月から3カ年計画でスタート。
 当初最終年度としていた18年度に発生したCO中毒事故などを背景に、より一層の保安充実を目指し、3カ年継続して実施しており、燃焼器具等未交換数は18年度の36万1628台から31万7137台となり、4万4491台が交換されたことになる。(詳細はプロパン産業新聞2008年7月29日付で)
大揺れ 岩手県中部地震 目立ったガス災害なく
 24日午前0時26分、再び東北地方を震度6強という大地震「岩手県中部地震」が発生した。震源地は岩手県沿岸北部。岩手県洋野町で震度6強、同県野田村、青森県八戸市で震度6弱など、東北地方の広い範囲で大きな揺れを観測した。
 日本LPガス団体協議会・災害時緊急連絡本部の被害情報報告(24日11時現在)によると、元売り基地は、一次、二次基地とも設備の被害はなく通常出荷している(日協)。震度5弱以上の青森、岩手、宮城県内の充填所は161カ所あるが、被害報告はなし。容器転倒によるガス漏れは1件(岩手県久慈市)で処置済み、他は被害報告なし(日連)。岩手・青森県内のスタンド数は60カ所で、被害報告はなし(スタ協)。会員工場に被害報告なし(供給機器工業会)。修理などが必要と思われる不具合の発生連絡はなし(JLPA)―などとなっている。
 一方、経済産業省の地震被害情報(24日8時現在)によると、簡易ガスについては、東北管内(震度5以上地域)の113社について情報確認中であり、このうち92社においては異常なしとの情報。一方、八戸液化ガスの導管でガス漏洩があり、15戸の供給を止めて修繕中であるとしている。
 今回の地震は、震源の深さが約120`と推定され、主に短い周期の地震動であったため、加速度の大きさの割に建物の被害が大きくならなかったとの専門家の見解だ。(詳細はプロパン産業新聞2008年7月29日付で)
「ガスに取り替えてよかった!!」 伊丹産業桜井工場 60代主婦の悩み Siコンロで解決
 伊丹産業桜井工場(奈良県桜井市、吉野繁治工場長)では、このほど同社コミュニティーガス団地・榛原ネオポリスのAさん(60代主婦)宅で、IH調理器からSiセンサーコンロへの切り替えに成功した。
 かつて、Aさん宅では厨房・給湯ともにLPガスを利用していたが、電力会社からの義理で、8年前にIH調理器を導入した。
 IH調理器での料理は、とくに焼飯が子どもから『まずい』と不評ながらも使い続け、これまでに3回故障し、電源が入らない状態になり、天板の加熱部分には、汚れが焼きつくまでになっていた。
 営業担当の上田泰嗣主任は、Aさんにガスこんろへの切り替え提案を行い、榛原ショールームでSiセンサーコンロを体感してもらうなど、進化したガス機器の性能をアピール。今回、リンナイ製のオートグリル機能付ビルトイン型ガラストップコンロの購入と至った。(詳細はプロパン産業新聞2008年7月29日付で)
アストモス関西支店、関西明友会 第1回トークコンテスト開催
 アストモスエネルギー関西支店(安達隆義支店長)と関西明友会(花田和明会長)は17日、大阪市の阪急グランドビルで第1回トークコンテストを開催、GT(ガラストップコンロ)部門とエコジョーズ部門に分けて12人が競技した。
 GT部門の1位には、ミツワ神戸北支店の北村和希氏が、エコジョーズ部門の1位にはミツワ川西営業所の友武篤志氏が選ばれ、表彰された。
 安達支店長はコンテスト結果について、「レベルの高い内容で、アストモスグループとして心強く感じた。とくに、1回目で参加者がどれだけになるか心配したが、参加人数も多く、各社の人材育成への考えが強いことを感じた。現場では顧客とのコミュニケーションが大切で、これを機に現場で生かしてほしい」とした。(詳細はプロパン産業新聞2008年7月29日付で)
コスモ石油ガス中部支社・中部コスモLPG研究会 魅力ある会社と管理マネジメントテーマに研修会
 コスモ石油ガス中部支社(名古屋市、飯島宏英支社長)と、同支社の特約店で組織する中部コスモLPG研究会(石井文彦会長・石井燃商常務)は17日、名古屋市の名鉄ニューグランドホテルで合同研修会を開催し、@「魅力ある会社とは」をジャーナリストの瀬戸川礼子氏A「管理の基本と行動科学マネジメント」を、実務教育マネジメント代表取締役の堀部治氏が、それぞれ講演した。
 瀬戸川氏は「魅力ある会社」の5つの重要項目として@トップの言動A社員教育B社員間のチームワークC評価制度の整備D社内の意思疎通―をあげ、「この5つの要素があること、社内に矛盾がないこと、ES(社員満足)があることが、魅力ある会社には必要だ」などと述べた。(詳細はプロパン産業新聞2008年7月29日付で)
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