TOPページへ⇒
ニュースのページへ⇒
◆プロパン産業新聞 2008年6月3日・第2409号
全スタ協第41回総会 3団体統合を正式承認 米田会長 「環境対策が追い風」
 全国エルピーガススタンド協会(米田正幸会長、会員1257事業所)は5月28日、東京・港区の虎ノ門パストラルで第41回(通算46回)通常総会を開催し、最大の重点項目であるLPガス流通3団体の統合について可決承認した。これにより、団体統合問題は6月5日の日本エルピーガス連合会総会の審議で、最終的に3団体の総意として統合に向け、歴史的な歩を進めることになる。
 冒頭、米田会長があいさつし、LPガスのCP高騰は高止まり傾向にあり、LPガス事業者の経営環境が厳しいとの認識を示したあと、ガソリン価格も1リットル当たり170円ほどになるのではないかとするマスコミ報道を例に、「LPガススタンドにはフォローの風が吹くのではないか」とし、「26万台のLPガス車普及拡大を目指しているが、なかなか増えない。国もLPガス車の導入促進補助制度を大幅に拡充しており、我々も全力で普及に努めていきたい」と述べた。
 また、今総会の最大の議案であるLPガス流通3団体統合問題について触れ、「スタ協は全卸協、日連と少し異なり、自動車用のガスを販売していることもあり悩んだが、スタ協メンバーは卸が主体であることから、統合に一歩踏み込もうと考えている。地域市場、需要家の事情も違うが、将来を見据えて、業界の発展のためご理解いただきたい」と語った。
 このあと、議事に入りLPガス流通3団体統合、19年度事業報告・同収支決算、20年度事業計画・同収支予算、一部役員補選を原案通り満場一致で採決した。
 20年度事業計画では、@団体統合に向けた体制整備と組織の拡充強化A自主保安の確立と事故防止等保安対策の推進B需給・品質の安定確保及びLPガス自動車に関する海外情報等の収集CLPガス自動車普及促進活動の展開D計量器自主検査整備事業の推進ELPガススタンド接客態度・施設美化向上運動の拡充F税務・税制関係事業の取り組み強化─などを推進する。
 総会後の懇親会では、米田会長のあいさつに続き、統合団体となる日連の川本宜彦会長、全卸協の牧野明次会長から、ともに歩む決意が語られた。
 川本会長は3団体統合について、「例えて言えば、海図なき航海、海図・航路を起こしながら進むようなもので、3団体の役員、会員の皆さまの要望、意見を賜りながら、着地しなければならない」と述べ、大同団結で都市ガス、簡易ガスも含めたガス体エネルギーとして、競合エネルギーと勝負していく」と決意を語った。
 また、牧野会長は「ワンボイスができる組織と同時に、流通の合理化、料金の低減化などが進むと思う。そのようなメリットを得ることによって、LPガスのエネルギーとしての地位が向上すると期待している」と述べた。(詳細はプロパン産業新聞2008年6月3日付で)
日協次期会長に久内幸二郎氏を推薦
 日本LPガス協会(石黒俊雄会長)は5月28日、5月度の常任理事会を開き、次期(6月18日開催総会後)会長に、久内幸二郎氏(アストモスエネルギー社長)を候補者として推薦することを決定した。(詳細はプロパン産業新聞2008年6月3日付で)
全国シナネン会総会 「ひまわりアクション08」 合言葉は「絆★Re」
 シナネン(東京、鈴木弘行社長)は5月21日、静岡県熱海市の熱海後楽園ホテルで、第21回全国シナネン会(鈴木弘行会長、会員総数1310人)総会を開催、各地区代議員132人全員が出席した。当日は、総会審議終了後、19年度販売コンテスト表彰式に続き、20年度営業方針発表が行われ、今年度展開する「ひまわりアクション08」は「絆★Re」を合言葉に、顧客との絆を深め、強固な経営基盤を築いて、グループの繁栄を目指すと提案した。
 総会は、森川起安副会長の開会の辞に続き鈴木会長があいさつ、議案審議に移った。
 20年度事業計画では、保安講習会の実施や「周知リーフレット」の助成、LPガス機器販売促進活動と販売コンテストの実施、資格取得研修会・講習会・見学会の随時開催、講演会開催、シナネンLPG総合補償制度募集などに加えて、新規にリフォームなどの情報提供を目的とした「ビジネスサポート研修」を開催するなど、盛りだくさんの活動を承認した。
 とくに保安に対する取り組みでは、法令順守の徹底として、@保安業務の確実な実施A各種期限管理の徹底B保安委託契約・保安台帳の整備を推進。また、CO中毒事故の撲滅を目的にした、@屋内設置型燃焼器具使用についての注意喚起の徹底A安全装置付燃焼器具への買い替え促進─を全国シナネン会の重点活動項目として実施する。
 恒例の販売コンテストでは、地域シナネン会対抗コンテスト、会員対抗コンテストを実施する。(詳細はプロパン産業新聞2008年6月3日付で)
エコアグループ、2008E−1グランプリ総決起大会 「炎と共に未来を拓こう!!」
 エコアグループ主催の「2008E―1グランプリ総決起大会」は5月21日、宮崎市のフェニックス・シーガイア・リゾート内ワールドコンベンションセンターサミットに、関係者300人が出席して開かれた。
 まず、権藤烈エコア社長があいさつに立ち、「住宅着工件数の減少に相反して、オール電化攻勢が一段と激化、九州では2月末で43万戸を突破、一方、CPは依然高値で推移し、6月は890jくらいになるとみられている。2年目となる今年度は、各エコア会のキャンペーン推進リーダーの皆さんとともに企画会議を行って素案を作成した。今年は“炎と共に未来を拓こう”が合言葉だ。昨年度の反省を踏まえ、@7カ月の長期にわたるため、モチベーションの向上と持続を図るAお客さまあってのキャンペーンとして、効果が上がる企画Bメリハリのあるキャンペーン推進Cより多くの特約店とエコア会に入賞機会がめぐってくること―の4点を念頭に置いている。昨年設立した当社は、新年度から組織を再編し支店制として再スタートを切った。社員一同今年が本当のエコア元年だというつもりで、一丸となって頑張っていく」と今年度のキャンペーンにかける意気込みを語った。
 来賓として、江夏睦也九州エコア会会長が「LPガス業界を取り巻く環境は日に日に厳しくなっており、いまこそ収益力の強化が急務だ。キャンペーンはまさに時期を得た企画。我々が絶対に頑張らなければならない目標が示されている。最高の舞台で最高のパフォーマンスを発揮し、来年の美酒を味わえるよう、ぜひとも頑張ってほしい」と会員に呼びかけた。(詳細はプロパン産業新聞2008年6月3日付で)
アクアクララ、高濃度バナジウム含有の宅配水「あさぎり高原ハイパーバナジウム270」新発売
 アクアクララ(東京、赤津裕次郎社長)は5月21日、東京・港区のホテルパシフィック東京で、アクアクララグループ研修会を開催。席上、高濃度バナジウム含有宅配水「あさぎり高原ハイパーバナジウム270」の新発売を発表した。
 赤津一二会長は冒頭、「いまやレモンガスブランドより、アクアクララブランドの方が知名度が高くなっている。05年2月にアクアクララ宅配が9万7000世帯で発足して以来、3年3カ月で27万世帯までに増えた。アクアクララ製造プラントは全国65カ所、アクアクララパートナーは66社に達している。いまやボトルドウォーター事業ナンバーワン企業となった。ガス事業と異なり、水事業は今後20年間を見ても、成長産業であるといえる。原料高騰の影響、ますます激しくなる競合エネルギーとの競争、このような市場環境下で、ガスだけでは収益をあげにくい状況となっている。それに比べ、水・アクアは新しい事業。未知の領域でもあるが、商売のやり方次第では、いくらでも収益があがる可能性を秘めている。
 当グループは全国展開しており、収益維持と投資へのアドバイス、アフターケアは万全である」とあいさつした。
 別の会場では、レモンガス担当者の司会により、アクアクララのパートナーである「古川」の古川剛士専務取締役と「丸藤」の藤信行社長による対談会が行われた。赤津会長も参加し、アクアクララのブランド力の素晴らしさを示した。(詳細はプロパン産業新聞2008年6月3日付で)
広島ガスリビング リビングフェア2008 売上1億円超す 会場内をバリアフリー化
 広島ガスリビング(広島市、本岡修社長)は5月23、24日の両日、広島市南区の広島県立産業会館で「リビングフェア2008」を開催した。
 動員は4469組(成約件数)。売上げはシステムキッチン、ユニットバス、洗面化粧台、トイレの合計で、目標の8970万円を上回る1億90万円となった。
 その他、空調機器の売上台数が1074台、Siセンサーコンロは413台だった。
 初日の開会前のシュプレヒコールでは、今回のテーマ「創造と夢をかたちに変えて」を念頭に、広島ガス北部販売の高木啓太氏が「我々の提案で、その夢を実現させたい」との声に、参加者全員が「やるぞ」と叫んだ。
 主催者によると、今回、展示とともに重視したのが会場内のバリアフリー化。車いすの来場者にもゆったり見てもらえるよう、展示スペースを広くした。
 同社では今回のフェアについて、「多くのお客さまから、会場内の展示商品をゆったりと見ることができたとの声をもらった」と話している。(詳細はプロパン産業新聞2008年6月3日付で)
TOPページへ⇒
ニュースのページへ⇒