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◆プロパン産業新聞 2008年1月29日・第2390号
価格転嫁 いよいよ小売段階へ 本格改定は2月がヤマ
 石油情報センターがまとめた、平成19年12月28日現在の液化石油ガス市況調査によると、10立方b当たりの全国平均価格は6802円で前月比195円の値上がり、5立方b当たりでは4310円、前月比104円の値上がりとなっている。これを1立方b当たりに換算すると、10立方bでは19円50銭の上昇、5立方bでは10円40銭の上昇となる。
 12月に入って小売料金がじわじわ上昇しはじめたが、連続4カ月の最高値更新となったCPは昨年10月〜今年1月の4カ月で、プロパンが合計310jの値上がりとなっており、円相場を単純に110円/jで換算すると、トン当たり3万4100円、10`cで341円、20`cでは682円のコストアップになる。
 これはあくまでも単純試算であり、実際にはバンカー代や諸経費、設備更新費用などのさまざまなコスト上昇を加味すると、12月末段階では小売料金への転嫁はそれほど大きくないといえる。
 大手の直売料金は1月CPを受けて、この1月ないし2月検針分から料金改定に入るケースが多く、1月末あるいは2月末の同センター集計による市況が注目される。しかし、今回のCP高騰分の料金改定では、ほとんどが「仕入れが値下がりしたら速やかに値下げする」との改定通知を消費者に伝えており、局面が下げに転じた際の料金改定も注目されるだろう。(詳細はプロパン産業新聞2008年1月29日付で)
トヨタ ダイナ、トヨエース ライン生産開始 最新液噴システム採用 燃費31%削減
 トヨタ自動車は16日、新型ダイナ、トヨエース1・5dLPGトラックの発売に伴い、愛知県豊田市の「フォレスタヒルズ」で業界関係者を招き、技術懇談会と試乗会を開催した。新型LPGトラックの車両概要説明のあと、フォレスタヒルズ外周を2周する運転試乗と写真撮影が行われた。
 新型トラックは、加速と減速もスムースで、運転性能もよく、パワーも感じられ、これまでのLPG車にはない力強さがあった。20`容器30本、50`容器17本の積載が可能で、平成17年度(新長期)排出ガス規制に対応している。
 ダイナは、全国のトヨタ店(大阪地区は大阪トヨペット)、トヨエースは全国のトヨペット店(大阪地区は大阪トヨタ)を通じて販売している。
 生産ラインは、ディーゼル、ガソリン、LPG混合ライン生産方式なので、手早く注文生産で応じられる。
 新型トラックは、燃料をポンプで加圧し、インジェクターで液体噴射する最新の電子制御式LPG液体噴射方式(EFI―LPシステム)を採用、新型2・0gLPGエンジン(ITR―FPE)を搭載し、国交省から低排出ガス重量車(NOX10%低減レベル)の認定を取得している。
 外観は、ラジエーターグリルを水平基調とし、力強い意匠に変更している。室内は可倒式パーキングブレーキレバーの位置を低めに配置し、運転席と助手席間の移動性を高め、作業効率の向上を図った。
 また、メーカー完成特装車(TECS)についても、ベース車と同様の改良を施している。搭載の90g燃料容器は中央精機の最新の電子制御液体燃料噴射方式なので、プロパンとブタンの混合比率を瞬時に自己判断、エンジン効率を一定に保つ構造となっている。(詳細はプロパン産業新聞2008年1月29日付で)
HPで本省所管認定販売事業者10社を紹介へ 液石保安課、制度普及へPR
 原子力安全・保安院液化石油ガス保安課は、本省所管の「認定販売事業者」10社を、近くホームページに掲載し紹介する。これは、保安の高度化を達成している優良販売事業者を積極的に評価しPRするもので、橋本産業(東京都)、マルハ産業(宮城県)、伊丹産業(兵庫県)、ザ・トーカイ(静岡県)、ガステックサービス(愛知県)、フジホームサービス(静岡県)、太平産業(茨城県)、昭石ガス(東京都)、西日本液化ガス(山口県)、ニイミ産業(愛知県)の10社が掲載される。(詳細はプロパン産業新聞2008年1月29日付で)
電化領域の商品取り込みへ 日東燃料大丸エナウインなどガス外拡大へ経営戦略転換
 2008年LPガス業界の新年賀詞交歓会で、LPガス販売事業者による、電気製品販売事業への積極的参入の表明が相次いだ。
 エネルギー高価格時代を迎え、環境問題への経営スタンス、社会ニーズの変化に対応していこうとの経営戦略の見直しとして注目される。
 日東燃料工業、日東エネルギー、門倉エネルギーの日東エネルギーグループ赤津正弥社長は22日、東京・港区のザ・プリンスパークタワー東京で開催した、グループ新年賀詞交歓会でのあいさつで、「これまでの常識を変革すべきときだ」と述べ、とくに電化対策では、消費者ニーズがオール電化に向かっていることから、消費者の視点に立ち、トータルなエネルギー業者として戦略を進めていきたいとの考えから、IH調理器とエコキュートの販売も開始した。昨年はIH25台、エコキュート5台を販売した─と述べ、「変化に挑戦していく」経営戦略に変えたと説明した。(詳細はプロパン産業新聞2008年1月29日付で)
兵庫県防災協、兵庫県協 ひょうご安全の日に参加 災害時におけるLPGの必要性をアピール
 兵庫県は1月17日、阪神淡路大震災の犠牲者を追悼するイベント「ひょうご安全の日のつどい」を開催、神戸市のHAT神戸会場では30近い参加団体のテントが並び、兵庫県エルピーガス防災協会(須國廣会長)、兵庫県プロパンガス協会(北嶋一郎社長)も震災時におけるLPガスの必要性や震災時でのLPガスの活躍を語り継いでいく趣旨で3年連続で参加した。
 同協会ブースでは、パラソルヒーターを出展(扇港興産協力)し、震災時でも手早く暖を取れることや、CO2の排出量などでLPガスは環境にやさしいエネルギーであることを、パネルを使ってアピールした。(詳細はプロパン産業新聞2008年1月29日付で)
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