TOPページへ⇒ ニュースのページへ⇒ |
◆プロパン産業新聞 2007年7月10日・第2363号 |
日連 電磁波問題に本格的対応へ 「電化対策WG」を新設 LPG業界も統一対策 |
日本LPガス連合会(川本宜彦会長)は、5日に開催した常任理事会で、特別委員会として「電化対策ワーキンググループ(WG)」を立ち上げた。担当副会長には寺ア和典氏(福岡県協会長)、委員長には木村繁・秋田県協会長が就任した。現在、LPガス業界にとって最大の競合エネルギーである電力の分析・研究とその対応を図ることを目的とする。 今回の同委員会立ち上げには、6月18日に世界保健機構(WHO)が、電磁調理器などの電化製品から出る超低周波電磁波の人体への影響について、各国に対策法の整備など、予防的な措置を取ることを求める勧告を盛り込んだ「環境保健基準」をまとめ、公表したことが背景にある。この基準は、電磁波の健康への影響について触れた初の国際指針となるもので、「電磁波と健康被害の直接の因果関係は認められないが、関連は否定できず、予防的な対策が必要だ」と結論づけている。 先月7日に開催された日連総会で新会長に選任された川本会長は、電磁波問題について、所信表明で「世界的に権威あるニュートラルな立場での電磁波問題の解明が必要だ。本当に害があるのかないのか、10年後のアスベスト問題になってはいけない。我々自身の結束が必要ではないかと思う」と述べており、今回立ち上げたWGは、電磁波問題を含めた電化対策の総合的な検討の場となる。(詳細はプロパン産業新聞2007年7月10日付で) |
取り外しに係る液石法の規則改正 7月27日施行へ 保安院 |
原子力安全・保安院は、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律施行規則改正」について、6月27日付けで官報に公布した。今後、1カ月の周知期間おいて、7月27日に施行する。 改正の理由は、一般消費者宅でエネルギー源をLPガスから変更する際に、取り外す際の規定が明確にされていないことから、LPガス工事の知見等のない者が取り外し工事を行うなど、重大事故に直結するような事例が多く発生しているため、技術上の基準等を追加し、事故の防止を図るもの。改正の概要は次の通り。(詳細はプロパン産業新聞2007年7月10日付で) |
川本新体制発足!保安高度化、取引適正化、LPガス業界の改革推進へ 平成19年度日連総会特集 国民的エネの「信頼回復」が命題 業界内の課題突破へ求められる「絆の再生」 |
日本LPガス連合会は6月7日、徳島市のホテルクレメント徳島で平成19年度通常総会を開催し、役員改選では新会長として川本宜彦埼玉県協会長を選任した。 昨年のLPガス事故件数が219件と過去10年間で最多を数え、ガス湯沸器によるCO中毒事故が昨年来続き、世間を騒がせるなど、LPガス業界に強い逆風が吹くなかで川本新体制が始動した。日連では既に、全国一斉LPガス保安高度化運動の3年間の延長を決めているが、燃焼機器等の保安点検の徹底実施もさることながら、川本新体制に最も求められているのは、消費者からの「信頼回復」であることは間違いない。加えて取引適正化でも、14条書面の未交付の割合が高いことなどが、消費者団体関係者から指摘を受けている。川本新会長は、これら諸問題の処方箋として「まず、業界の空気を変えたい」と所信表明で述べている。そのためには、業界内での「絆の再生が必要」であり、それが結果的に「信頼回復」へとつながっていくことになるだろう。LPガス業界は、強い逆風にさらされている今こそ、一致団結した言動が求められている。(詳細はプロパン産業新聞2007年7月10日付で) |
LPガスの「明日を見つめ、明日を創る」 社団法人 日本エルピーガス連合会 川本宜彦新会長に聞く 停滞許されぬ改革・改善、発展への正念場と決意 |
日本エルピーガス連合会第13代会長に、筆頭副会長、埼玉県エルピーガス協会会長、サイサン取締役会長の川本宜彦氏が就任した。6月7日の日連通常総会後に、第7代会長の故・小澤敏克氏が眠る埼玉県所沢市・所沢聖地霊園に墓参し、会長就任の報告を行っている。また、第10代日連会長を務めた伊藤實氏の自宅(長崎市)を訪問し、仏前で報告もしている。川本新会長の人柄がうかがえるエピソードだ。川本新会長はインタビューのなかで、日連の取り組むべき課題と方向性について三本柱の方針(@更なる保安の高度化を目指すA取引の適正化・透明性を高めるB公益法人の改革・改正案への対応と、LPガス流通団体の一元化)を掲げるとともに、WHO(世界保健機構)の電磁波問題に関するパブリック・コメントに触れ、「隠れて、見えなかった電磁波問題が、外圧で見えてきた」と語り、今後の電化対策に“フォローの風”となるとの胸中を語った。(詳細はプロパン産業新聞2007年7月10日付で) |
キッチン、洗面台、ステン浴槽横ばい キッチン・バス工業会まとめ 18年度出荷統計 システムバス出荷は前年比2%増 |
キッチン・バス工業会(会長=豊田洋民サンウエーブ工業会長)がまとめた、平成18年度(18年4月〜19年3月)のキッチン、バス関連製品の出荷統計によると、キッチン及び洗面化粧台、ステンレス浴槽の18年度のメーカー出荷台数は、17年度実績を若干下回ったことがわかった。全体的に横ばい基調ながら、システムバス、とりわけワンルームユニット・バスが前年比9%増と伸びているのが目立った。 品目別の出荷動向を見ると、キッチンでは「システムキッチン」が前年度比105%と増加、調理台も同108%と大きく伸びたが、セクショナルキッチンが1割ダウンしたことで、キッチン全体の出荷数量は横ばいに止まった。(詳細はプロパン産業新聞2007年7月10日付で) |
TOPページへ⇒ ニュースのページへ⇒ |