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◆プロパン産業新聞 2007年4月3日・第2350号 |
消費者の保安確保徹底を 経産省19年度液化石油ガス販売事業者等保安対策指針 |
経産省原子力安全・保安院は、「平成19年度液化石油ガス販売事業者等保安対策指針」をまとめ公表した。これは、LPガス販売事業者、保安機関などに対する19年度の保安基本方針とするもの。昨年8月28日に取りまとめた製品安全対策総点検を踏まえ、消費者に対するCO中毒事故などの対策強化及び法令順守・企業倫理を一体としたコンプライアンスの徹底の2つをベースに作成。自律的な保安確保に向けた努力を促すものとなっている。 今年度は、液石法の改正から10年目を迎える節目の年であり、改めて事業者及び保安機関に対して@消費者保安の原点に戻り、自身の保安業務を点検し見直すことA事業遂行の前提である法令の確実な順守と適切な保安対策を実施することB時代や社会の要請に応じて、自主保安の高度化を一層推進すること―などを要請。 18年(1〜12月)の事故件数は、218件(雪害81件)と大幅に増加し、前年の倍以上となった。B級事故数(2件)、負傷者数(79人)も前年より増加。一方、死者はゼロと計上しているが、事故発生から10日後に亡くなるという事故が1件あったため、「死亡事故ゼロとは認識していない」と液石保安課は話している。(詳細はプロパン産業新聞2007年4月3日付で) |
ホース連繋ボンベが散乱 能登半島地震現地レポ 安全装置作動、火災発生せず 迅速復旧、LPGの安全性確認 全戸LPガス、簡ガス供給地 |
3月25日午前9時42分頃、能登半島を中心に広い範囲で強い地震があった。震源地に近い石川県輪島市や七尾市などでは震度6強の強い揺れを観測。とくに輪島市門前町で家屋倒壊などの大きな被害をもたらした。倒壊した家屋ではLPガスボンベがむき出しになったり、転がったボンベも散見された。(詳細はプロパン産業新聞2007年4月3日付で) |
事業欲で難局打開を 平間社長「経営大型化、収益面の構造改革必要」 トーエル炎友会総会開催 |
トーエル(横浜市、平間茂社長)の特約店組織であるトーエル炎友会(関口友宏会長)は3月22日、静岡県熱海市の熱海後楽園ホテルで、第27回総会を開催した。 あいさつに立った平間社長は、LPガス業界が厳しいエネルギー間競争に置かれている現状や、大手事業者が法令違反の指摘を受けている最近の業界事情に触れたうえで、「経営は知恵と熱意だ。他人任せの経営では、事業は立ち行かなくなる。厳しい経営環境を乗り切るためにもぜひ“事業欲”を持って、この難局を乗り切っていただきたい」と、会員に呼びかけた。(詳細はプロパン産業新聞2007年4月3日付で) |
石油産業新聞社主催 韓国LPG車・CNG車普及事情視察団 LPG車先進国・韓国に学ぶ韓国LPG車視察レポート |
韓国LPG車・CNG車普及事情視察団(古田洋二団長、石油産業新聞社主催)は3月7日から9日の3日間、韓国において、現代自動車アサン工場をはじめ、年間100件ペースで建設されているスタンドなど、LPG車・CNG車の普及状況を視察し、韓国の業界人と意見交換を行った。 韓国では、LPガス業界をあげて、関係する各方面にさまざまな普及運動を展開した結果、わずか10年弱という短期間に170万台増という爆発的な普及に結びついていった。この経験を踏まえ韓国業界人からは、日本でLPG車を普及させるためには、@普及対象分野・車種を絞り込むA政府に対して税制優遇措置の適用を働きかけるB自動車メーカーに対して、LPガス業界として、ある一定の台数を購入することを条件として新車種の製造を働きかけること―などのアドバイスがあった。今年2月末現在で207万台のLPG車が走行している隣国・韓国の、最新のLPG車事情をレポートする。(詳細はプロパン産業新聞2007年4月3日付で) |
中国工業、質量販売に新たな需要開拓機器提案 クイックカップリング式バルブ・調整器販売開始 欧州ロ社と提携、国内販売へ |
中国工業(広島市、宇根隆社長)は、このほどヨーロッパ大手供給機器メーカー「ロタレックス」(ベルギー・ルクセンブルク市)グループのロタレックスジャパンと、LPガスの質量販売用クイックカップリング式バルブ及び調整器の国内販売について業務提携し、4月から全国で販売を開始した。 我が国では液石法により、屋台など一部の特例を除き、質量販売は認められていなかった。また、屋内にLPガス容器を持ち込み使用する場合も、これまで8`c容器までしか認められていなかった。しかし、平成17年4月1日の液石法改正により、クイックカップリングを装着する場合は、25g未満(10`c容器)の小型容器まで質量販売が可能となったうえ、一般消費者による接続が許され、屋内使用が認められている。 この法改正に至った背景には、質量販売消費者先に係る事故防止が目的とされるが、経産省原子力安全・保安院液化石油ガス保安課によると、事故原因は誤接続が圧倒的に多いことから、クイックカップリングを装着すれば事故は未然に防げるとしている。(本紙1月2日付、志方茂保安課長新春インタビュー参照)(詳細はプロパン産業新聞2007年4月3日付で) |
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