TOPページへ⇒
ニュースのページへ⇒
◆プロパン産業新聞 2006年9月26日・第2324号
厳格な自主保安確立を 実態に即した検査方法促進
 本紙既報(9月19日付け2面)の通り、日本LPガス協会主催、経済省、高圧ガス保安協会後援のLPガス保安に関する講演会が8日東京、15日大阪で開催されたが、ここで注目されたのは規制改革の潮流のなかで規制合理化が実現する一方で、保安レベルを下げることなく、いかに質の高い自主保安体制を維持していくかという課題。今回の保安講習会は、高圧ガス保安法の規制の見直しにより、昨年保安検査の方法について抜本的な改正が行われたことを踏まえ、自主保安型の法律に対応した保安体制をどう確立していくかを学習する場となった。講師の経済省原子力安全・保安院保安課板倉賢司課長補佐は「民間規格化への移行で保安を実現する方法として、民間の創意工夫を活用する」と述べ、レベルの高い民間の自主保安確立に期待をにじませていた。(詳細はプロパン産業新聞2006年9月26日付で)
東証発表 今年最大級 出光興産、来月24日上場
 東京証券取引所は19日、出光興産の上場を承認したと発表した。上場日は10月24日。所属は未定。発行・売り出し総額は1000億円を超え、今年最大の上場案件となる見通しとしている。
 出光興産は創業以来、株式の非公開を社是としてきたが、今回上場に踏み切るのは「将来の持続的な成長のための事業展開には、市場での資金調達が必要と判断した」ためとしている。調達資金は、成長分野の電子材料や石油化学製品の事業への投資にあてる方針。
 上場に伴い売り出される株式は、公募増資による新株1152万1000株と、購入希望者が多い場合に主幹事の大和証券SMBCが既存株主から借り受ける最大115万7500株。発行・売り出し価格は未定。出光の想定価格は1株当たり9500円で、発行・売り出し総額は最大約1204億円となる見通し。(詳細はプロパン産業新聞2006年9月26日付で)
カマタ ACレモングループ発足 グループ18社を持株会社核に再編
 カマタ(東京、赤津一二社長)は15日、東京・港区高輪の全国社会保険協会連合会研修センターで「グループ再編説明会」を開催した。
 これは、同社のグループ企業のうちLPガス販売事業を展開しているレモンガスさいたま、静岡カマタ、エルポート、レモンガスしずおか、カマタエナジーの5社と、集中監視センターのレモンガス消費者サービスセンターを加えた6社を10月1日付けで「シンカナ(株)」(本社・神奈川県平塚市)に移管、統合したうえ、商号を「レモンガス(株)」に変更する一方、IT関連のコムネットイレブン、機器仕入れ業務のレモンガスリビングサービス、神奈川カマタ販売の3社をカマタが同じく10月1日付けで吸収合併したうえ、商号を「ACレモン(株)」に変更することを決めたため、取引先に対して新しい会社組織の詳細な説明を行い、理解を求めたもの。
 今回の大胆なグループ企業再編で、ACレモングループはACレモンがレモンガスとアクアクララ(清涼飲料水アクアクララの製造、宅配FC事業)の全株式を保有する“持株会社”となり、グループを統括・経営するという新しい事業形態に衣替えを図ることになる。(詳細はプロパン産業新聞2006年9月26日付で)
太陽石油、萩尾高圧容器など 脱硫触媒新規開発に成功
燃料電池原料LPガスへ特化
 太陽石油や萩尾高圧容器(愛媛県新居浜市、萩尾真司社長)など5機関は8月28日、燃料電池原料のLPガスに特化した脱硫触媒の新規開発に成功した、と発表した。今年12月に鹿児島市内で開催する石油学会全国大会で発表する予定。
 これは、真空状態でプラズマを発生させ、イオンをニッケル板にあて、吹き飛んだニッケルを酸化アルミニウムに堆積させるスパッタリング法を使用したもの。同法を触媒調整に用いたのは世界で初めてという。
 従来のニッケル溶液にアルミナを入れ乾燥させて作る方法や、含浸法で作った触媒と比べて、硫黄分の吸着時間が7倍に伸びた。
 また、これまでまったく除去できなかった硫化カルボニル(COS)を100%除去させるため、「LPガスを燃料とした家庭用燃料電池システムの実用化が、また一歩進んだ」としている。(詳細はプロパン産業新聞2006年9月26日付で)
サンワ 保安体制再構築重点に サンワ会第40回総会開催
 サンワ(前橋市、遠藤祐司社長)は14日、群馬県水上町の水上館で特約店会「サンワ会」(吉沢浅次郎会長)の第40回定期総会を開催した。今年2月に創業60周年を迎えた同社は、今年度の重点施策として「対電化対策」と併せて、LPガス販売事業の原点である「保安」体制の再構築を打ち出している。
 総会の冒頭、吉沢会長が「本日は記念すべき第40回総会で、一つの区切りとなる。サンワも今年創業60周年を迎え、新たな一歩を踏み出したところで、大いに喜ばしい年になった」と慶祝のあいさつを行った。(詳細はプロパン産業新聞2006年9月26日付で)
TOPページへ⇒
ニュースのページへ⇒